【爆走迷走録・深(深淵の迷宮フィリピンパブに迷い込む)】

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階段を上がり『MICRONESIA(ミクロネシア)』に入店すると『BODY MOTION(ボディーモーション)』とは比べ物にならないほど広く、薄暗い空間の中にソファー席とテーブルがたくさん配置されており、数組の客がすでにフィリピーナを傍につけて飲んでいる様子が見えた。正直『BODY MOTION(ボディーモーション)』は娘の人数が少なくミヤ以外相手にしたい娘はいなかったが、『MICRONESIA(ミクロネシア)』は違った。フィリピーナの数が多く十数人はいたし、みな若くて色々なタイプの娘が在籍していて容姿のレベルも高かった。小生は自らの冒険心に従って、新たなバーを開拓したことを早くも喜んだ。

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十数人の中から小生が選んだフィリピーナは、クリスティという娘だった。若くて可愛くてスタイルも良かった。程よく膨らんだ胸にくびれた腰、超ミニのドレスから伸びる足に思わず生唾を飲んだ。そんなセクシーなクリスティだが、どこか顔つきは幼いようなところもあった。ソファー席に案内されてクリスティを隣につけてしばらく飲んでいると、ショーが始まるからと彼女は席を外した。ショーが始まって驚いた。露出の多いかなり際どい衣装を着たフィリピーナたちが決まった振り付けで激しいダンスを始めた。ショーに向いている印象的な選曲が次々流れ、長丁場でショーのボリュームもあり、しかもみんな若くて可愛くてスタイルの良いフィリピーナが多数踊る光景は、素人娘たちによるショーで荒削りではあったが、小生の度肝を抜くには十二分だった。その中にはクリスティもいて、彼女のダンスが上手いことはすぐに分かった。そんな彼女はショーの中でも中心的なメンバーだった。『MICRONESIA(ミクロネシア)』のショーに衝撃を受け、クリスティの魅力と官能的なダンスは小生の心に深く刻み込まれた。

翌日の夜も当然のように『MICRONESIA(ミクロネシア)』に再訪し、クリスティを指名した。毎夜2回ほどショーがあり、その時間帯以外はショーを行うスペースで客が代わる代わるカラオケを楽しんでいた。そのカラオケで聞いた「ロンリーチャップリン」が帰国後、何日間も小生の頭で流れ続けた。

翌日は最終日だった。帰国便であるノースウェスト75便は夕方の17:00発で『MICRONESIA(ミクロネシア)』に顔を出すことは出来ないが夕方まで時間があった。クリスティに昼間のデートを申し込むと、なんと快諾してくれた。最終日、彼女は友達と一緒に待ち合わせに現れた。ランチを一緒に取りながら小生のつたない英語でクリスティと色々な会話をした。前回奈落を味わったサイパンで、今回小生は幸せの絶頂にいた。帰国した後も、国際電話とSMSでクリスティとの連絡は欠かさなかった。

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(2泊3日の初日と2日目の大半は近くのビーチでのんびり過ごした)
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(初日に見たサイパンの海に沈む夕陽)
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(フィリピンで絶大な人気を誇るジョリビー、初日の夜にそのサイパン支店を訪問)
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(ビーチには人が少なくのんびりするには最高だった)

サイパンのフィリピンパブ『MICRONESIA(ミクロネシア)』で体験した衝撃とフィリピーナへの興味は小生の中で成長を続け、帰国した翌月2005年7月、ついに近所にあったフィリピンパブの扉を開けることになった。

小生が住む近所の歓楽街には多数のフィリピンパブが乱立していた。小生は我慢できず、ついにそのうちの一つのフィリピンパブという更なる深い迷宮に単身で足を踏み入れたのだった。国内初めてのフィリピンパブで初めて隣に座った娘が、ジャスティンだった。彼女は若かったが興行ビザで過去に滋賀県などのフィリピンパブで働いたことがあり、今回は3回目の興行ビザで来日したばかりと言う。目と口が大きく南国特有の濃い顔立ちの彼女は、これまで小生が出会ったどの女性とも全く違っていた。指名なしで入店したのでその後2人の女が隣に座ったが、どちらも20歳中盤の手練れな女性という雰囲気だった。初めてのフィリピンパブをつつがなく過ごし、1セットで店を後にした。

小生はジャスティンに対して特別な感想は持ち合わせていなかった。が、彼女の攻勢は凄まじかった。店内で教えた小生の携帯電話にすぐ着信がやって来た。その後もマメに電話があったり、お店の寮を抜け出した彼女と隠れてデートをしたり、彼女の激しい攻勢に押される形で仲が深まっていった。明るくて情熱的なのがフィリピーナの特長だが、ジャスティンは群を抜いていた。そんなジャスティンに小生は徐々に引かれていき、出会って3週間後には小生の部屋で彼女と結ばれた。そして、ベッドの中で恋人の関係になることを誓い合った。小生はその頃、お店の源氏名であるジャスティンではなく、彼女の愛称であるチェリーと呼んでいたが、その時から彼女のことをベイビーコ(My Babyの意味)と呼ぶことを強要された。しかし、それから2~3週間後、甘い恋仲にどっぷり嵌っていた小生にチェリーは驚きの告白をした。

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