[まとめ]海外の風俗・夜遊び名所の壊滅情報

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(最終更新日時:2020年2月15日)

 世界各所にある楽しい大人の遊園地が次々と閉鎖・壊滅の憂いにあっている。スワイパーしかり、今ある遊び場が永遠にあるとは限らないということを肝に銘じるため、遊び場の壊滅・閉鎖の情報を随時掲載する。

2014年2月 中国、風俗街である東莞の大規模一斉摘発

 旧正月明けの2014年2月9日午後、中国最大の風俗街東莞で当局による大規模な一斉摘発が行われ激震が走った。警官6000人以上を投入して、東莞市内の300箇所以上のサウナ、KTV、マッサージなどが摘発されたという。真の理由は色々な憶測がなされているが、現政権の反腐敗闘争の一環として東莞の大捕り物が展開されたと言われている。また、東莞のこれまでの一時的な摘発とは異なり、風俗街としての東莞は完全に壊滅した。

2014年6月 インドネシア、スラバヤの売春街が閉鎖

 東南アジア最大級の売春街といわれたスラバヤの「ドリー」などが、スラバヤ市の新しい女性市長が掲げる公約どおりに浄化作戦によって閉鎖されることに。多くの置屋が廃業し、一部は健全マッサージを装ったり、隠れて細々と営業している程度になった模様。

2014年8月 インドネシア、ジャカルタの売春街ボンカランが取壊し

 国鉄タナアバン(Tanah Abang)駅近くの線路脇に広がっていた売春街「ボンカラン」が州政府によって完全に取り壊された。中央ジャカルタ(Central Jakarta)に位置する国鉄タナアバン駅から500mほど南下した場所にあった売春街で、有名ショッピングモール「グランド・インドネシア」から1~2kmの距離。じゃかるた新聞によると、国鉄線路脇に露天バー、露天ディスコ、掘っ立て小屋の対戦部屋が並び、夜には売春婦が立つこの場所は、数限りない強制撤去にあったため「ボンカラン(撤去)」と呼ばれていたらしい。最底辺の売春街であるボンカランでは、対戦費は最高で1回20万ルピア、交渉次第で5万~10万ルピアまで下がったという。その少ない収入の中から、例えば対戦費15万ルピアのうち10万ルピアがエージェントに徴収されるとか。プレマン(チンピラ)の収入源を絶ち、公権力の強化のため今回の完全撤去となった模様。

 2017年4月追記:売春街ボンカランはしぶとくも小規模ながらに営業しているようだが、レベルは最悪で訪問する価値はなさそうである。

2014年12月 タイ、ウドンターニの置屋街が壊滅

 若いラオっ子と300バーツ~で対戦できる有名な置屋街がウドンターニにあった。置屋街はソイファイデーンやソイ2にあり、何軒も置屋が営業していた。これまでも摘発によって一時的に閉鎖されることは何度もあったが、本格的な摘発によって完全に壊滅してしまった。以前置屋があった場所は健全な建物に変貌してしまい復活はまず無い模様。軍政権になってからタイの風俗界には逆風が吹きまくっている。同様にノンカイの置屋も壊滅したそうだ。

2015年1月 マカオ、リスボアホテルの回遊魚が完全排除

 リスボアホテルの一角でフロアをぐるぐる巡回し続ける娼婦たちの様子がまるで回遊魚だった、マカオの夜遊び有名地。大陸からやってきた回遊魚の娼婦たち100名弱は、マカオカジノ界の有名人である元締めと共に一斉逮捕されたらしい。元締めはマカオ賭博王の一族らしく、本土政権の反腐敗闘争がマカオにまで波及している模様。なお、対戦費は2~3年前まで1万円前後だったのが、マカオの夜遊び価格上昇を反映して、摘発直前には2万円ほどに上がっていたとか。

2015年12月 バンコク、サムローンのローカル置屋街が閉鎖

 BTSベーリン駅から徒歩10分強でアクセス可能なサムローン(スクンビット78)のローカル置屋街が閉鎖した模様。ショート800バーツほどで対戦できるローカル向けの置屋が何軒か営業していた遊び場だった。現在はBTSの終点駅ベーリンが数年内(2019年?)に大幅に延長され、サムローン駅の都市開発により置屋街の壊滅は時間の問題と言われていた。が、ネットの情報によると警察の指導により閉鎖したとのこと。

2016年2月 インドネシア、ジャカルタの売春街カリジョドが撤去

 2016年2月12日のじゃかるた新聞を読んで驚愕した。インドネシア全国的な売春摘発の流れがついにカリジョドまで及ぶのか!?記事の内容は次の通り。

”ジャカルタ特別州のアホック知事は9日、北ジャカルタ区の置屋街「カリジョド」の娯楽施設や住宅などを撤去、緑地化し公園を建設することを明らかにした。カリジョドは州内で100年以上続く「赤線地帯」。8日にカリジョドのカフェでビールを飲んだ男が飲酒運転で4人を死なせる事故を起こしたことをきっかけに、州政府は同地区を一掃する構えだ。地元紙によると、カリジョドには売春施設を兼ねたカフェやディスコなどの娯楽施設が50ほどあり、約500人の女性が働いている。”

 ただ、この時は撤去が実現するか分からないし、出来たとしても数ヶ月か数年か当分先の話だろうと思った。しかし、州政府の動きは小生の想像以上に早かった。英字ニュースによると、2016年2月20日土曜日の朝、数千からなる警官、軍兵士らがカリジョドに派遣され、捜査の末に大量の矢や刀が押収された。また、アホック知事が記者に語ったところによると「2月29日までに自分達で家を取壊し立ち去ること。従わない場合、州政府が取り壊しを行う」。家を取り壊す様子や荷物を持って引越しを行う様子が写真や動画で伝えられ、撤去は確実な情勢となってしまったようだ。また、カリジョド移転の反対派の筆頭アジスが26日に売春の被疑者として逮捕された模様。15万ルピアで対戦できた一つの楽園が無くなってしまい小生は激しく落胆した。

 さらに、政府は2019年までに国内のすべての置屋街を閉鎖することを明らかにした。これまで68カ所の赤線地帯を閉鎖したが、3年以内に他の100カ所の赤線地帯も閉鎖するつもりだと言う。もし、全閉鎖が実現したらインドネシア風俗の魅力は半減以下となるだろう。気になるインドネシアの置屋街は早めに訪れるのが良さそうだ。

2016年6月 バンコク、人気MP『ナタリー』が強制捜査で閉店

 日本人に超人気かつ超有名だったMP(マッサージパーラー)の『NATAREE(ナタリー)』が2016年6月7日の軍と警察による強制捜査で閉店に追い込まれた。ホイクワン駅近くにあるMP『ナタリー』は娘の数が多く、可愛い子も揃っていた。そんな子たちと2000B台で遊べるし、娘たちの中には炉利っ子もいたので日本人に絶大な人気を誇り、いつ行っても店内は日本人客でごった返していた。ところが、まさかの軍と警察による強襲で、男たちの楽園は突然失われてしまった。強制捜査により、外国人不法就労と未成年労働で多数検挙となった。『ナタリー』愛好者の間に激震が走り、『ナタリー』ロスを嘆く者が続出したのは言うまでもない。執筆している現在、強制捜査から3か月経ったが『ナタリー』は営業再開の兆しはなく扉は固く閉ざされたまま。楽園『ナタリー』は永遠に失われたのかもしれない。

 2017年6月17日追記:『NATAREE(ナタリー)』が密かに営業しているという噂が流れたが、ガセネタのようで依然としてクローズしたままである。

2017年3月 ベトナム ハティン省ヴォイ(VOI)村の置屋壊滅

 ベトナムの中北部、ハティン(Ha Tinh)省にそのヴォイ(VOI)村がある。何もない国道沿いに数キロに渡って置屋が点在していて、わずか15万ドン(約800円)でショートの対戦ができ、中にはかなり若い子も混じっていることから、アクセスが非常に悪いこの片田舎にはるばる遠征する夜遊び愛好家も少なからずいた。が、治安が良くなかったり、置屋に監禁されたり、置屋の衛生環境が極悪だったり、娘たちの病気が心配だったり、犬に襲われる危険性があったり、点在する置屋を歩いて回るのは非現実的だったりとブラック具合の濃い赤線地帯でもあった。が、時期は恐らく2017年3月ごろ、警察?公安?によって全ての置屋が壊滅させられたようで、隠れての置屋営業も考えられないほど厳しく監視されている模様。

2017年4月 ヤンゴン、有名ディスコ『JJ』が閉鎖

 ミャンマーのヤンゴンでの夜遊びといえば『EMPEROR(エンペラーまたはエンパイア)』と『JJ(ダイヤモンド)』の超有名2大ディスコでのお持ち帰りが定番かつ王道。ただ、『JJ』については入居するビルが取り壊されるとか、警察から営業を停止させられるとか、良からぬ噂が数年前から出ていた。噂が出るたびに結局杞憂に終わり『JJ』はこれからもヤンゴン夜遊び界に君臨し続けるかと思っていたが・・。

 ミャンマーは2017年4月12日(水)~16日(日)が水祭り、17日(月)~21日(金)がミャンマー新年の祝日。従って、『EMPEROR(エンペラー)』や『JJ』で働く女の子たちも12日(水)~23日(日)の12連休は故郷に戻り、水掛けのどんちゃん騒ぎを楽しみ、新年を祝う。そして、連休明けの24日(月)からみんな働き始めるわけだが、このタイミングで警察(あるいは役所?)がついに動き、『JJ』および近隣ビルに入居するKTVも全て閉鎖となった。理由はミンガラーゼイ一帯が買売春の温床になっていたからとか。再開の可能性は無いようで大人の遊園地がまた一つ消滅してしまった。なお、『JJ』の女の子たちは『EMPEROR(エンペラー)』など他のディスコに流れているようだ。

 2017年5月15日追記:『JJ(ダイヤモンド)』閉鎖に伴い、『エンペラー』一強となったことから『エンペラー』の入場料が5,000チャットから8,000チャットに値上がりした(戦友による確認済み)。入場料が不要となる個室使用の場合も15,000チャットから50,000チャットに値上がりしたとか。

 2017年5月17日追記:ヤンゴン市による強制閉鎖に納得していないながらも『JJ』のオーナーは、『JJ』の移転先となるバーを準備中の模様。5月28日オープン予定で、名前は『Apple BAR』とのこと。

 2017年5月30日追記:『JJ』のオーナーが準備していた、ダイヤモンドレイクホテルの『Apple BAR』が予定通り5月28日にオープンした模様。入場料が男性10,000チャット、女性5,000チャット。ファッションショーもあるとのこと。

2017年4月 インドネシア、ジャカルタの「新カリジョド」が閉鎖

 2016年2月に完全撤去となった巨大置屋街のカリジョドはその跡地が健全な公園となった。そのカリジョド跡地の対岸に数軒の置屋とごく小規模ながら「新カリジョド」が復活している(ただし、新カリジョドの対戦費は30万ルピアで、カリジョドの15万ルピアの2倍)とのことだった。が、ガサ入れにより早くも閉鎖となった模様。その後は隠れて細々と営業しているにすぎない状況で行く価値はないようである。

 2017年6月8日追記:カリジョド時代から治安は良くない場所だったが、新カリジョドは一層ハイリスクな場所らしいので、訪問する場合は厳重な注意を要する模様である。

 2017年6月9日追記:6月9日付けの「じゃかるた新聞」によると、「新カリジョド」つまりカリジョド跡地の対岸にある首都高速高架下バラック小屋群は、来週にも撤去されるとのこと。→『高架下違法住宅撤去へ 北ジャカルタ カリジョドから移住か』

 2017年6月17日追記:6月16日付けの「じゃかるた新聞」によると、「新カリジョド」の違法住居や店舗の撤去作業が始まり、取り壊しまで完了したとのこと。廃材などの完全撤去まで2週間かかるようで、その後はカリジョド公園用の駐車場となる計画が進められるようである。→『高架下住居を強制撤去 公園駐車場として利用へ 北ジャカルタ』

2020年1月 ジャカルタの線路脇置屋『ロイヤル』が閉鎖

 2016年2月に完全撤去となった巨大置屋街のカリジョドの亡き後、同様の格安置屋群として有名となった線路脇置屋(通称ロイヤル)。ジャカルタコタ駅の北部に位置し、カリジョドからも近くにあったロイヤル、対戦費はカリジョドと同様の15万ルピアからだった。2020年1月30日に警察によるロイヤルの一斉検挙があり、多数の警官により女の子たちが連行されたとか。それ以来、規制線が張られてロイヤルに入れなくなっている模様(1月下旬には既に入れなくなっていたとの情報も)。

2020年1月 バンコクのバービア街『Queen’s Park Plaza』終了

 2020年1月31日にクローズとなるとの情報が出ていた『Queen’s Park Plaza(クイーンズ・パーク・プラザ)』 が予定通り全店閉店となり、2月以降は営業を行っていないとのこと。

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