【そして、3人の愛しいJちゃんは幻に】

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最初は一緒にいるだけで完全にココロが満たされる。その子とのセックスに感動し溺れる。すぐにもう一度味わいたい渇望と飢えの苦しみに支配される。飢えに耐えられずもう一度その感動を味わう。やがてその子とのセックスがどんな素晴らしくとも感動は目減りし物足りなくり新しい刺激が欲しくなる。レイテ島でJちゃんとセックス三昧だった時も、パトゥムターニでEちゃんと癒しのセックスを繰り返した時もそうだった。渇望して、満たされて、満たされなくなり、刺激求めて、渇望して、満たされて、満たされなくなり、人の欲望は果てがない。

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【アンヘレスで出会ったXちゃんは天使?】

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Xちゃんとの別れ際にチップとして2000ペソを渡そうとしたが、いらないと言う。アンヘレスのゴーゴーバーではバーファイン代を含めてのコミコミ価格であり、女の子にはチップとして数百ペソほど渡せばよいが、ずっと小生と共に過ごしてくれ、小生に幻だったのではと思わせるほどの夢心地の時間を与えてくれたXちゃんに1000ペソなり2000ペソなりを渡そうと思っていた。が、いらないと言う。小生の財布に日本のお札が入っているのに気付くと興味をもったらしく、それは何?と聞いてきた。財布に入っていた日本の一万円札を取り出して、彼女に見せた。小生との思い出にそのお札を頂戴という彼女のお願いに小生は迷わず快諾した。一万円といえば4000ペソほどだが、チップを受け取らずそんな可愛いことをいうXちゃんにむしろ痺れた。Xちゃんは以前、大量のチップを渡されそうになったことがあったが断ったとも言っていた。また、あるファランからはマニラへ一緒に行って自宅のコンドミニアムで住んで欲しいと言い寄られたこともあったらしいが当然お断りしたと言う。Xちゃんのそんな逸話や別れ際の立ち振る舞いから、小生はすっかり彼女のプライドや独立心に感心していた。そこには小生の思い描く、したたかで即興的なピーナのイメージ像は全くなく、稀有な存在のXちゃんが天使のように思えた。アンヘレスを去る頃、小生のココロの真ん中にXちゃんの姿があった。

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