【2014年3月ゴーゴーバー参拝マニラ・ブルゴス一夜目】

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Jちゃんと朝の一戦を終えて、ブルゴス・ストリート沿いの2階にあるアメリカンなレストランで朝食を食べた。味はまあまあだが2人で900ペソと高い。ブルゴス界隈のレストランで食事をすると観光客プライスでいつも高くつく。チューンホテル近くの馴染みのマッサージ屋で小生は指圧を2時間、Jちゃんはスエーディッシュを2時間頼んだ。どちらも1時間300ペソで計1200ペソである。2時間の指圧で肩のコリは若干マシになった。マッサージ屋を出たのが15時半。食事もマッサージも終えると夜ゴーゴーバーが開くまでやることがない。

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(アメリカンなレストランで食べたパンケーキ)
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(アメリカンなレストランで食べたオムレツ)

試しにJちゃんの家に行ってみたいと告げた。どんなところでどんな生活をしているのか知りたいという小生のいつもの悪い癖が顔を出した。親しくなった娘の実家に訪問することを繰り返している小生だが、Jちゃんの母親の実家であるレイテ島には訪問したことがあるものの、マニラの住まいにはお邪魔する機会がこれまで不思議となかった。Jちゃんが治安の悪いトンドに以前住んでいたときは訪問することは叶わなかった。Jちゃんの父親が女を作って家を出たのを機にトンドを引き払って、祖母のいるケソンシティーへみんな移り住んでいた。Jちゃんは狭くて汚いところだと躊躇しているが、小生はそれでも構わないと言った。Jちゃんはしばらく悩み、電話をどこかにかけた後、いいわよとOKを出してくれた。少し悩んでいる様子を見て、悪かったかなとも思った。タクシーを捕まえてケソンシティーまで30分ほど、200ペソだった。

着いた場所は道路でたくさんの子供たちが遊ぶ下町だった。大通りから外れた道路で車通りは少ないが人影は多い。サリサリストアの脇に長屋の中に入っていく小道が見えた。Jちゃんに連れられて小道に入った。人が一人通れるほどの狭くて薄暗い細道だ。左右に扉が見えたり洗濯物が干されていたり生活感に溢れている。2,3人とすれ違い20mほど進んだところでJちゃんが指差した。はしごと言った方が良さそうな超急勾配の階段が2階に伸びている。老人がここを上がるのは無理だろう。勧められて2階に上がると3畳ほどのスペースにJちゃんのお母さんや妹たちがいた。扇風機と家族の服が置いているだけでテレビはなかった。この狭いスペースで家族4,5人で寝泊りして生活しているようだ。壁の向こうからはテレビの音や携帯電話の鳴る音が聞こえる。隣にも部屋があって薄いベニヤ板で部屋を仕切っているだけである。どうやらこの巨大な長屋の一画は1階と2階を3~4畳の空間に区切って部屋を作り、そこにたくさんの人が住んでいるようだ。1階の別の部屋に祖母が暮らしているらしく案内してくれた。すぐ近くの部屋でここには1畳ほどの調理場があった。Jちゃんの母親に妹、弟、祖母、それに何人かの親戚と共にこの長屋で住んでいるらしく紹介してもらった。

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カルデレータを作ってくれるというのでJちゃんと母親と近くの市場へ出掛けた。5分ほど歩いた市場は人混みで混雑していた。小生がお金を払って肉やら野菜を買い込んだ。祖母の部屋の調理場で親戚のおじさんが料理を始めた。火を起こすと喚起など無く煙が部屋に充満して目が痛い。小生が日本でカルデレータを作るときと同じMama Sita’sのミックスを使っていた。男性陣にはレッドホースのビールを買ってあげた。氷を入れたコップにビールを入れ、一人がすぐに飲み干すと、またビールを注ぎ、次の人が飲むのを繰り返す。空腹で飲むペースも早いので酔っ払ってきた。カルデレータはふつうに美味しかった。同居している10歳ほどのかわいい女の子は食べ方が汚かったが、行儀など教える人は居ないのだろう。Jちゃんの妹たちも同居の娘も少量のカルデレータで大量の米を食べていた。たくさん作ったはずなので、たっぷりカルデレータを食べれば良いのにと思ったが、そのような習慣がついているのかもしれないとも思った。また、みんなスリムなのでフィリピンの米はカロリーが少ないに違いないと改めて思った。カルデレータと米をたくさん食べたが、2,3時間後には小腹が空いてきた。日本米と比べてフィリピンの米はカロリーが少ないだけでなく腹持ちも良くないようだ。日本に来たフィリピーナが太る原因の一つはフィリピンと同じ感覚で皿に山盛りをつくって日本米をたくさん食べてしまうからではないかと思う。ゆっくりしていけば良いと引き止められたが、夜が更けたのでゴーゴー巡りのためブルゴスへ戻ることにした。

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(木で起こした火で料理中のカルデレータ)

『Billboard(ビルボード)』
21:30-22:10
昔『ビルボード』のショーに感激したことがあり、それ以来ここへ必ず寄るようにしている。店内は数名しかゴーゴー嬢がおらず、客もゼロで寂しい。ステージ上の3人のゴーゴー嬢はあまり踊っていない。ただ、粒は揃っていて気になる娘はちらほらいる。そのうちの一人は、小生が女連れなのも構わずステージ上からこちらにアピールしてくる。小生が微笑むときっちり微笑み返してくれた。何度かそんなやりとりがあるとさすがにJちゃんは面白い訳がなく、あの女が欲しいのかと詰問したり、彼女のハイテンション振りに薬をやってるに違いないと悪口を言った。そのゴーゴー嬢は可愛いし、いつも陽気にはしゃいでいて一緒にいれば楽しそうだし、スリムで上を向いたヒップがセクシーで美味しそうだった。一人ならバーファインしたに違いない。22時になっても以前のようなショーが始まる気配はなかった。日曜日だからなのか、もうショーはなくなったのかは不明だ。早く出ようと不機嫌なJちゃんをこれ以上なだめられず会計した。店正面の蛍光管はビルボードクラブの表示ままだったが、店外のポスターにNew Managementと書かれいた。店内でビルボードコヨーテという記載をたくさん見たので経営が変わって店名も若干変わったようだ。

『Moulin Rouge(ムーランルージュ)』
22:20-23:45
以前から気になっていた『ムーランルージュ』に初潜入した。翌日入った『ブルボン』のトイレに貼ってあったポスターで知ったが、『ムーランルージュ』は2周年を迎えたらしい。5割ほどの席が埋まってて客入りは良い。新しめのゴーゴーバーだけあってLEDが光るステージはかっこいい。古い洋楽が流れていて、ファランには好まれそうだ。小生も往年の名曲を楽しんだ。一人ぽっちゃりしているが明るくて元気なかわいいゴーゴー嬢を発見。一人ならバーファインするか悩むに違いないと思いながら彼女を目で追った。しばらくすると、キャッチーなヒップホップやアップテンポなハウスが流れ始めてさっきとはうって変わって大盛り上がりだ。10人ほどのゴーゴー嬢がステージ上でディスコのノリで踊っている。良い店を発見した。店を出る間際に超好みの娘を見つけ、今すぐ連れて帰りたい気分になった。

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(ブルゴスで見かけた、路上マッサージ嬢の危険さを訴えるポスター)
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(2013年3月7日に2周年を迎えたらしい『Moulin Rouge』)
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