8日目、Wちゃんのベッドで目を覚ました時はもう昼近くだった。「今日は起きたの遅いからアユタヤは止めてお寺に行こう」とWちゃん。もう完全にWちゃんのペースである。車を走らせ中華街近くのお寺に着いた。寺のデザインや漢字表記が見られることから中国系のお寺のようだ。有名な占い師がいると言う。トランプのカードで円を作って占いを始めるとWちゃんは熱心に聞いている。流れで小生も占ってもらったが信心深くない小生にとっては馬に念仏だった。お寺を出て、小さな亀やら小魚がたくさん陳列された商店へ。亀や小魚をいくつか買って近くの川へ行くと、水の中に放ち始めた。亀や魚を川に戻したり、鳩を開放して空に戻したりすると、タンブンといって徳を積むことになるらしい。たくさん買うほどたくさん徳を積めるわけでお金持ちほど徳を積みやすいと考えると不思議に思えた。
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Wちゃんと居ると楽だし、お金もいらないと言ってくれるが、小生がバンコクに求めたものと違った気がした。心躍ったりどきどきと高揚したり、色んな刺激を求めてバンコクに来たはずだった。Wちゃんと居てもその肝心の高揚感がなかったのである。Wちゃんとバイバイしてホテルにいったん戻ることにした。「もうお金もないし今夜はホテルでゆっくりする」とWちゃんへ伝えると、もし彼女がペイバーされなかったら小生の部屋に来ると言った。
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自由の身となったので、二日ぶりにナナプラザに繰り出すことにした。さすがに『レインボー1』には行けないので、1階を避けて『レインボー3』に行ってみる。噂どおり他のレインボーに比べると客は少なかった。ビアシンを頼むと、さっそくママさんが近寄ってきた。ママさんのお勧めということで連れてきた娘がJちゃんだった。イサーン出身のJちゃんは23歳、小生の手を触りながら話しかけ雰囲気を作るのがとても上手い娘だ。英語が上手で、珍しくも発音がとてもきれいだ。以前、西洋人の家でメイドしていたので上手くなったらしい。しばらくJちゃんといちゃいちゃしながら話すともう心の中ではペイバーすると決めていた。ふと、Wちゃんのことが頭を過ぎったが、Jちゃんと長く居たいと思いロングでお願いした。
手をつないで店を後にし、ナナプラザを出たところの屋台で腹ごしらえをすることにした。Jちゃんは汁なしの麺に砂糖、ナンプラー、唐辛子入りの酢、粉唐辛子を入れて混ぜている。小生は汗を流しながら汁ありの麺をすすっていたが、Jちゃんの麺を少し頂戴すると明らかに味が複雑になっており美味い。Jちゃんにお願いして彼女の麺を頂くことにしたのである。小生はここで初めて卓上に必ず用意されている4種類の調味料(甘味、塩味、酸味、辛味)を入れた方がうまいことと、暑いタイで汗をかきながら汁を飲む必要はなく汁なしの麺を頼めることを知った。
Jちゃんとの夜の相性はばっちりだった。小生はねちっこくJちゃんの体中を舐め回した。Jちゃんは尺八好きで、しかも尺八上手という素晴らしい女性だった。Jちゃんは時間をかけて尺八をする。徐々にそして確実に小生の中で快感が蓄積されていくのを感じた。Jちゃんに挿入すると、出来るだけ長く彼女と繋がっていたいと思いゆっくり腰を動かし、彼女の身体を感じた。その夜は満たされた気持ちでJちゃんと眠りについた。8日目の夜にして初めて、ゴーゴーバーの女神は小生に微笑んだ。
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