エアアジア、羽田-KL線本日就航

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2010年12月9日、本日ついにエアアジアX、羽田-KL線が就航!

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『エアアジアX、きょう羽田就航 日本の空、変わる?』
[掲載日:2010/12/09] 産経新聞
 ■LCC予約殺到 国内勢、戦々恐々
 マレーシアの格安航空会社(LCC)のエアアジアXが9日、羽田-クアラルンプール線で週3便の運航を始める。10月末に32年ぶりに国際化した羽田空港にLCCが乗り入れるのは初めてで、破格の運賃を武器に世界を席巻するLCC各社の就航がさらに活発化するとみられている。LCCは新たな航空需要を掘り起こす起爆剤として期待されており国内航空業界も価格競争などへの対応を急いでいる。
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 エアアジアXによる来年7月までのキャンペーン価格は片道5千円とPR効果は絶大で、12月の予約率は9割、来年1月は8割を超えた。今のところ顧客の多くはマレーシア人だが、羽田発のLCCは日本人にとっても魅力だ。
 JTBは来年3月まで毎便数十席の座席を確保。ホテル代を含めクアラルンプール4日間で3万~5万円のツアーを発売したところ申し込みが殺到し、発売翌日にキャンセル待ちが180人になった。特に人気なのが来年2月10日発の4日間のツアー。会社を休まず3連休を海外で過ごせるためで、同社は「都心から近く、深夜便を使える羽田空港のメリットを“いいとこ取り”できる」と分析する。
 LCCが大きな話題を集める中、国内航空業界は対抗策を検討。全日本空輸は今年末にも、関西国際空港を拠点とするLCCの新ブランドを設立し、国内線と東アジアを中心とする国際線を開設する。
 会社更生手続き中の日本航空は「われわれがターゲットとする客層とLCCがターゲットとする客層にはギャップがある」(大西賢社長)と冷静だが、社内ではLCC参入の検討を始めているという。
 LCCへの対応は空港の運営会社も急いでおり、成田国際空港はLCC十数社と接触し、専用ターミナルの設置を検討。茨城空港は中国の春秋航空の誘致にこぎつけた。
 エアアジアXのアズラン・オスマンラニ最高経営責任者(CEO)は11月の講演で「エアアジアXを使えば誰もが空を飛べる」と羽田就航の成功に自信を示した。ただ、日本でLCCがどこまで勢いを伸ばすかについては懐疑的な見方もある。早稲田大の戸崎肇教授は「LCCのビジネスモデルは徹底的なコストダウンが肝だ。混雑空港の羽田の使用料が安くなる可能性は低く、エアアジアXが羽田でどこまでやるのか注目したい」と話している。
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