【マカオは『Rio Sauna(リオサウナ)』を経由して日本へ】

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エアアジアでバンコクからマカオへ飛んだ。この周遊の旅の最終夜をマカオで楽しく遊んで、早朝に香港国際空港へ移動して、朝一の便で帰国する計画である。ただ、計画を立てた時とは大違いで、この時の小生はアンヘレスとパタヤの思い出に脳ミソを支配されており、感情がないロボットのように呆けた心境だった。エアアジアの機内で、一人の中国人親父がスチュワーデスに向かって大声でわめき散らしていた。何を言っているのか分からないが、機内食の販売が始まったところだから、機内食が有料なのが許せなかったのかもしれない。ゆったりしたタイからヒステリックな中華圏へこれから行くんだな~という実感は少なくとも沸いてきた。

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21時ごろにマカオ国際空港に到着した。機内からはホテルやカジノの煌びやかなネオンが見えた。イミグレーションは長蛇の列で、ほとんどが中華系の人間でタイ人はほとんど見かけなかった。国際空港といってもこじんまりとした空港である。空港で写真を撮っていると、さすが中華圏である。職員がヒステリックな喧嘩口調でここでの撮影はダメだと言ってきた。フィリピンのクラーク空港で出国時に手持ちの香港ドルを使ってしまったので、空港のATMにて香港ドル通貨で現金を引き落としした。空港のタクシー乗り場で10分ほど待って、タクシーに乗り込む。行き先は決めてある。利澳酒店(Rio Hotel)である。そう、利澳酒店の利澳芬蘭浴(Rio Sauna)へ潜入するつもりだ。小生はまだ未潜入のサウナであり、高級ランクのサウナでパフォーマンスも良いとの噂を聞いたからである。長い橋を渡ってマカオ国際空港のあるタイパ島からマカオ半島へ。わずか10分ほどで利澳酒店に到着した。やはりマカオは小さいということを実感した。

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Rio Hotelに入ってエレベータで5階へ。豪華な雰囲気漂う桑拿のエントランスである。中もゴージャスな感じでなかなか良い。まずは、シャワーを浴びてから、免費の食事を何品かオーダーして腹を膨らませる。リクライニングに寝そべりテレビを見てると、足マッサージはどうかとおばさんがやってきた。小生は仏のように無心でスペシャルサービスはするつもりはなかったので、足マッサージぐらいしようとお願いした。その後、さらに浴場スペースへ行き、垢すりを頼むといっぱいだから少し待ってくれと言われる。意外と人気があるのかもしれない。湯船に浸かっていると、スタッフが準備ができたと呼びに来た。

個室に入ると水着を着た娘が二人いた。小生は素っ裸で立って、まず身体を洗われた。水着の女の子二人に素っ裸を見られると恥ずかしいものであるハァハァハァハァ 二人で垢すりするのかと思いきや、一人は個室から出て行った。台に寝転がり、タオルで肌を強く擦って垢すりを始めた。彼女は小柄なベトナム娘で24歳、もう2年ここで働いているという。美人ではないが愛嬌のある顔をしている。「もうスペシャルは済んだ?」と聞かれ、「いや、していないよ」と小生。「どうして?向こうにたくさん美人がいるわよ?」と言うので「いや、あなたが良いな」と答えた。そんなやりとりを何度かしていると、垢すりが終わって、台に寝たまま身体を洗ってもらった。彼女は乳首や股間を丹念に洗うので、小生のリンガが勃起してきた。それでも彼女は丹念な洗いをやめない。小生は頭を持ち上げて、己の下半身を見ると勃起したリンガは泡まみれだ。彼女はテクニシャンだった。彼女は竿を爪で軽く引っかいたり、手のひらで亀頭をこねくり回したり、やたら気持ち良い(*´д`)ハァハァハァハァハァハァ そして「大丈夫?」と彼女。大丈夫なわけがない。「(*´д`)ハァハァハァ え?ハァハァハァハァ だ、だいじょぶじゃない ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」もう小生の心拍数はマックスに達していた。性欲が急速に大きくなっていった。しばらくしてから「500HK$で手コキどう?」と誘いが来た。「(*´д`)ハァハァハァハァハァハァ 500HK$? ハァハァハァハァハァハァ た、たかいな… ハァハァハァハァハァハァ」と言うと、300HK$に値下がった。小生の性欲はメーターを振り切れていて、もう早く天に召されたかった。「300HK$?OKOK ハァハァハァハァハァ」彼女は「ロッカーから現金を持ってきて手渡してね」という。手コキは彼女の個人的なアルバイトで直接現金を手渡しするしかないようだ。しかし、残念ながら小生は手持ちがなくカードしか持っていなかった。結局、現金がなかったため、手コキは実現せず「向こうに美人がいっぱいいるから楽しんできてね」と彼女は言った。そして、ムラムラした気分を引きずったまま垢すりの個室を出た。

リクライニングで精神を鎮めようとしていると、スタイル抜群の小姐3人が鈴を鳴らしながら休憩室を周遊している。ショータイム、つまり小姐たちの顔見せが始まることを知らせる鈴である。何人かの男が鈴の音色を合図に、立ち上がり階段を上っていった。せっかくリオサウナに来たのだから顔見せぐらい見に行こうと小生も立ち上がった。階段を上がって、スタッフの案内に従い、無数の部屋が並ぶ迷路のようなダンジョンを進むと、小部屋に着いた。すでに20人ほどの男が屯していた。ゴールデンウィークだけに邦人男もわりといた。初めに3人の小姐によるポールを使ったショーダンスが始まった。なんてことはないダンスだが、男共の性欲を高めるには意外に一定の効果がありそうだ。その後、1列になって小姐らが入ってきた。どんどん入ってくる。20人、30人、40人…。しかも、価格が高いだけあってレベルが高く、どの娘もかわいいか美形である。まだまだ入ってくる。列が途切れない。小姐らは壁沿いに部屋をぐるっと一周し、壁際に立って整列していた。ようやく列が途切れた時、70人を超える美女に取り囲まれていた。マカオのサウナは初めてではないが、大量の美女に取り囲まれる顔見せは初めてのスタイルだ。この光景は一種の祭りのようなものだ。気分が高揚して平常心が薄れていく。気付けば、小生は色白の美女の番号をスタッフに告げていた…。

休憩室で待っていると、部屋の準備が出来たとスタッフが呼びに来た。先ほどの階段を上がり、大量にあるプレイルームのうちの一つに入った。部屋は広々としていて、大きなベッドが置いたスペースとは別にプレイ用の浴槽とジャグジーを置いたスペースがあった。ジャグジーを置いてあるだけあってプレイルームも豪華な趣きである。指名した小姐が入ってきた。彼女は色白で足が長く、中国小姐らしい顔立ちの美女である。彼女に出身を聞いた。「××」中国語の出来ない小生には何を言っているか分からなかった。すると彼女は「麻婆豆腐」と言った。それで、四川と言っているのが分かった。彼女は22歳で、ここで働いて3ヶ月とのことだった。浴槽で一通りのソーププレイを受けて、ベッドへ。キスは彼女が嫌そうだったのでキスはせずに愛撫してからゴムを装着して挿入。腰を振って昇天に至った。彼女は美人だったし、愛想よく笑顔を絶やさなかったし、しっかりサービスしてくれた。ただ、小生のココロには空しさが残った。アンヘレスのYちゃんやパタヤのZちゃんと執着心にまみれたセックスを思い出していた。マカオはいつも通りのマカオで何も悪くなかったが、小生はもうここで楽しめなくなったことを理解した。

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リオサウナ:2,697MOP(約28,000円)

AM3時過ぎに受付で支払いをして外に出た。タクシーで5分もかからずマカオフェリーターミナルに到着。TURBOJETのAM4:00発の便に乗るつもりだったが、この便のチケットはもうダフ屋が買い占めているようで完売したようだった。次の便はAM6:00発で帰国のフライトに間に合わない。AM4:00発の便に乗って香港へ向かう必要があるので、仕方なくダフ屋から高めでチケットを購入した。定価はHK$176だが、たしかHK$300だった。

マカオを出国し、AM4:00に出発し予定通り1時間ほどで香港島に到着。始発の空港行き電車に乗って、香港国際空港で無事に成田行きのデルタ便に乗り込んだ。濃密な旅が終わった。携帯電話の着信履歴にはYちゃんからのミスコールがたくさん残っていた。ゴールデンウィークの旅は終わったが、人生の旅は方向性を失い一寸先が全く読めなくなってきた。

 

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