【ロマンティックあげるよ】

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2012/7/8
朝起きてEちゃんに擦り寄った。リンガは硬直している。Eちゃんに覆いかぶさった。覆いかぶさると、彼女はいつも驚いたような顔をする。生リンガを押し入れようとするもなかなか入らない。強引に入れようとすると彼女が痛がった。焦るほど入らずリンガは萎えていった。意気消沈したリンガはその後ダウンから立ち上がれず10カウントを聞いた。結局、その朝は性交できなかった。朝9時にタクシーで家族全員でやってきた。今日はバンコクのお寺参りだ。近くの市場で降りて屋台へ。父親は仕事があるので、そのままタクシーを運転して去って行った。屋台でカオマンガイと焼き鳥を食べる。1皿あたり30Bと安い。水とか焼き鳥を含めて5人で食べて200B以下だった。

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小生、Eちゃん、母親と弟2人、手配してくれたタクシーに乗って、ワット・プラケーオを目指す。パトゥムターニーからタクシーで高速道路を飛ばしまくって30分ほどで到着した。これでパトゥムターニーがバンコク中心部からどれほど北部にあるのか分かった。去年の大洪水では実家が被害にあったようで、腰より高い位置まで水が入ってきたらしい。家の中の壁にはその水の跡があった。この時もワット・プラケーオは各国からの観光客で溢れていた。参拝料は400Bと高い。ただ、タイ人は無料らしい。ぐずぐずしていたらEちゃんに参拝料を払われてしまう。すごく人混みが激しいし、日差しが強烈ですごく暑い。そんな中、Eちゃんは興奮しながら参拝している。いつもおちゃらけているEちゃんだけど、お寺で正座してじっとワイをしてお祈りする姿は見とれるほど美しかった。小生には、金ぴかの仏像よりEちゃんの祈る姿の方が遥かに神々しかった。Eちゃんはいつもタイが好きと言う。それは当然だ。アサワコもフィリピンが大好きで誇りに思っている(小生はダメダメな国と思っているが)。小生は日本の短所に嫌気がさして自国への忠誠心はなかった。Eちゃんがタイが好きだと公言するたびに新鮮な印象を受けた。Eちゃんは「スワイ、スワイ」と寺院などの写真を撮りまくっている。パタヤでお寺参りしたときといい、熱心だ。次はタクシーで、Golden Mount(ワット・サケット)に向かった。ここは初めて来た。頂上からの眺めは凄くいい。トゥクトゥクで近くのバス乗り場へ。もう帰るとのこと。川沿いの静かなところに大型バスが3台停まっていて、そこが始発だった。ここがバスの始発と知っていないとまず分からない。この大型バスで帰るようだ。嫌な予感がしたが、当たりだった。バスは下道を走り続け、停車を繰り返すから時間が物凄くかかる。午後2時過ぎに出発して、終着駅で降りたのが午後4時過ぎ。2時間もかかった。Eちゃんは参拝で疲れたのか、よく寝ていた。バスは1人24Bと安いけど、タクシーが捕まればそっちのほうが良い。終着駅近くのマーケットで色々食料を買った。Eちゃんは下の弟が好きなangry birdsの500Bもするリュックを買ってあげていた。この市場で飲んだコーヒーシェークがやけに美味くて驚いた。市場といえども侮れない。市場からタクシーで家に戻った。

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(巨大な建築物群、ワット・プラケーオにて)

父親がもう家に戻っていた。父親も含めて家族みんな一緒にいる。辺りはのどかで平和だった。川辺でEちゃんは下の弟と戯れていた。どこから見ても幸せな光景。人の幸せってなんだろう?小生は日常や家族だけでは満足できず、このタイの片田舎までやってきた。なぜ小生は満足できないのか。なぜタイやフィリピンに行かないといけないのか。Eちゃんの完璧でありふれた家族の光景をみるたびに、その疑問が沸いてきた。答えはよく知っているつもりだが、その光景は何度も同じ疑問を小生に投げかけた。常に何か食べているので腹は減らないけど18時ごろ夕食の時間。その後、お父さんのタクシーでホテルに送ってもらった。まだ20時だ。

明日には日本に帰る。夕方ごろから小生は感傷的になっていた。テレビを見るEちゃんはいつも通りだった。悔しいので「明日には日本に帰る、帰りたくない、Eちゃんが恋しい」と気持ちをぶつけると「仕事あるでしょう?また来るでしょう?電話するでしょう?」と逆に諭されてしまった。16歳も下の19才の娘に。シャワーを浴びてから、電気を消してEちゃんを愛撫した。彼女とは何度も肌を重ねてきたのに緊張することがあるだろうか?だが、そのとき小生の鼓動は異常に早く、心臓が口から飛び出そうだった。こうも緊張しては立つものも立たない。感傷的な気分と、朝のことが小生を追い込んだのかもしれない。Eちゃんに何度もソーリーと謝る。最愛のEちゃんが目の前にいて、彼女も小生を求めているのに、全く情けない話だ。小生の異常な鼓動にEちゃんが気付くと驚いていた。小生は考えすぎだ、頭がおかしいと言われる。そして、Eちゃんから「私も寂しい」という言葉でようやく安堵した。涙ぐむEちゃんを見てまた謝った。小生の寂しさから、彼女にこんなことを言わせるとは情けない限りだ。

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明日は朝早い便だ。Eちゃんはスワンナプーム空港まで3時間かかると絶対と自信満々に言う。タクシーでワットプラケーオまで30分だったからスワンナプーム空港までせいぜい1時間半ぐらいだと小生は思うが絶対違うと否定される。なので早朝5時出発ということになった。翌朝、父親の運転するタクシーで家族全員がやってきた。結局5時半に出発し、途中で20~30分ほどお粥を食べて寄り道したのに、7時に着いた。やはり空港まで1時間ぐらいだった。Eちゃんのあの自信はどこから来たのか。次にパタヤに来るときのことを彼女に話すがなかなか伝わらない。彼女は両親に聞いて、スワンナプーム空港からパタヤまで2時間かかるのをようやく理解してくれた。Eちゃんの土地勘が当てにならないのはよーく分かった。Eちゃんと家族全員に見送られて、出国審査場に向かった。

 

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