日本-フィリピン間、超大幅増便

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2009年以降、欧州や米国に倣って日本でもフィリピンの航空会社による増便・新規就航が規制されてきた。が、欧州へのフィリピン航空の運行再開が認められた流れを受けて、2013年9月に日本とフィリピン間の航空協議が開催され、路線拡充の制限が解除された。これまで数年に渡って抑制されていた路線拡充が一気に増えると思っていたが、小生の予想を超えて増便と新規就航のニュースが続いている。

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セブパシの関空/マニラ線はもともと好調らしいのでデイリー化の決定は早かった。驚いたのがフィリピン航空。成田/マニラ線は現在の1日1便から1日3便へ、成田/セブ線も現状の2倍強となる1日2便へ大幅増便。そして、待ちに待ったセブパシの成田/マニラ線、しかもデイリーでの新規就航とのニュースが届いた(セブパシは中部/マニラ線もデイリーで新規就航)。今まで帰省先のサンボアンガへマニラで同日乗り換えするには、国際線と国内線をターミナル2に持つフィリピン航空が断然に便利だった。が、2012年10月よりフィリピン航空の国内線の一部(サンボアンガ含む)がターミナル3に変更され、フィリピン航空に乗る理由が全くなくなった。今後は、セブパシ航空によるマニラのターミナル3乗継で便利にかつ安く帰省することが出来そうだ。また、フィリピンとのオープンスカイ合意により、2014年3月末の羽田国際線発着枠の増加時に1日4便までの運行が可能となった。先日12月9日にはANAが昼間時間帯のスケジュールを発表し、もちろん羽田/マニラ線がその中に含まれていた。今後、日本-フィリピン間の便数が増えるのが楽しみだし、最近は韓国勢がフィリピンでの存在感を急拡大させているが日本勢の盛り返しを期待したい。

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『セブ・パシフィック航空、関空/マニラ線デイリー化-12月19日から』
[掲載日:2013/10/06] travel vision
 セブ・パシフィック航空(5J)は12月19日から、関空/マニラ線を増便し、デイリーで運航する。政府認可申請中だ。関空/マニラ線は現在週3便で運航しており、4便増便することになる。増便により、同区間の座席供給量は1週間あたり33%増となる見通し。機材は現在と同様、エアバスA320型機の180席。
 2009年以降、フィリピンは国際民間航空機関(ICAO)から「重要な安全性の懸念(SSC)」があると認定され、欧州や米国、日本への路線拡充が制限されてきたが、今年の3月にICAOがSSCの認定を解除し、7月に欧州委員会(EC)がフィリピン航空(PR)の運航再開を許可。日本も9月に航空協議を開催し、路線拡充の制限の解除と首都圏空港を含むオープンスカイで合意したほか、羽田の昼間時間帯も1日4便まで可能としている。
 航空交渉の結果を踏まえ、5Jでは増便をおこなうとともに、関空以外の主要都市へも近日中に就航する計画だという。
 また、5Jでは増便を記念し、10月4日から7日の4日間、席数限定のスペシャルプロモーション運賃を販売。11月1日から12月31日の場合は片道5999円、2014年1月1日から6月30日までは片道100円で販売する。燃油サーチャージや空港施設使用料、旅客保安サービス料などは別途徴収する。予約は公式サイト限定で受け付けする。
 なお、5Jでは現在、国際線は22都市、フィリピン国内線は34都市に就航。機材は計47機で、2021年までにさらにエアバスA320型機15機、A321neo型機30機、A330型機4機の計49機を受領する予定だ。
 運航スケジュールは下記の通り。
▽5J 関空/マニラ線運航スケジュール(12月19日~)
5J827便 KIX 20時50分発/MNL 23時50分着(デイリー)
5J828便 MNL 15時20分発/KIX 19時55分着(デイリー)
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『フィリピン航空、成田2路線で増便、マニラは1日3便に』
[掲載日:2013/11/05] travel vision
 フィリピン航空(PR)は12月15日から、成田発着のマニラ線とセブ線を増便する。マニラ線は現在1日1便だが、これを1日3便に変更。セブ線は週6便のPR433便/434便に月曜日を加えてデイリー運航にした上で、さらに1日1便を追加する。使用機材はマニラ線がボーイングB777型機とエアバスA321型機。セブ線の使用機材はA330型機、A321型機。
 PRによると、フィリピンへの渡航需要が増加していることから、利便性を向上して需要の取り込みをはかる。フィリピンの経済成長が続いていることで、業務渡航の需要増も期待できるという。また、フィリピンで人向けの訪日ビザ緩和による訪日需要の拡大も見込んでいる。
 なお、運航スケジュールは下記の通り。
▽PR、成田路線運航スケジュール(2013年12月15日~)
・成田/マニラ線
PR431便 NRT 09時30分発/MNL 13時30分着(毎日)
PR427便 NRT 15時55分発/MNL 19時55分着(毎日)※
PR429便 NRT 19時00分発/MNL 23時00分着(毎日)※
PR428便 MNL 09時45分発/NRT 14時55分着(毎日)※
PR430便 MNL 11時45分発/NRT 16時55分着(金)※
PR430便 MNL 12時50分発/NRT 18時00分着(金曜日以外)※
PR432便 MNL 15時00分発/NRT 20時10分着(毎日)
・成田/セブ線
PR433便 NRT 14時25分発/CEB 18時45分着(毎日、月曜日追加※)
PR435便 NRT 19時25分発/CEB 23時45分着(毎日)※
PR434便 CEB 08時00分発/NRT 13時25分着(毎日、月曜日追加※)
PR436便 CEB 13時00分発/NRT 18時25分着(毎日)※
※が増便分
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『セブパシフィック、成田と中部に就航へ、A320で』
[掲載日:2013/11/25] travel vision
 セブパシフィック航空(5J)は2014年3月30日、成田と中部からマニラへの路線を開設する。使用機材はエアバスA320型機。運賃は、LCCとして通年で燃油サーチャージ別で片道1万2999円からとし、5JではFSCよりも60%割安とアピールしている。
 なお、5Jは現在、関空/マニラ線を週3便で運航しているが、同路線も今年12月19日にデイリー化する予定だ。
▽5J、成田・中部線運航スケジュール
・成田
5J5055便 NRT 11時45分発/MNL 15時45分着(毎日)
5J5054便 MNL 05時25分発/NRT 10時35分着(毎日)
・中部
5J5039便 NGO 21時10分発/MNL 00時10分着※翌日(火、木、土、日)
5J5038便 MNL 15時20分発/NGO 20時25分着(火、木、土、日)
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