フィリピン、訪日ビザ免除ならずも緩和

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6月17日ついに結果が出た。インドネシアはビザ免除となったが、やはりフィリピンのビザ免除はなかった。日本では報道がなかったが、4月にフィリピンで訪日ビザが免除になるニュースが流れると、フィリピン国内や在日フィリピン人やフィリピンパブの間で持ちきりの話題となった。タイやマレーシアに続いてフィリピンも訪日ビザが免除になるという話だ。

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フィリピンに係わりのある邦人は常々感じているだろうが、日本は未だに鎖国状態だ。普通のフィリピン人はまず訪日できない。アサワのお母さんやお姉さん、親族の訪日ビザを以前申請したことがあるが見事に不許可。親族を訪日させるためたくさんの資料を提出させてあっさりと申請が不許可とかなり腹立たしい応対で、それほど訪日は厳しい。親族を数週間でも招待できない国、それが日本である。フィリピンへの訪日ビザ発給が厳格化されて10年。それは入国管理局と虚偽申請との戦いの10年でもある。興行ビザに観光ビザとあらゆるビザ発給が絞られていたのに急に緩和されたりビザ免除となるとは到底思えないというのが4月にニュースを聞いたときの小生の感想だった。

フィリピンでたくさんの娘と遊んだが、訪日して人生を逆転させるジャパニーズドリームを夢見ている子がほとんどだった。ビザ免除された暁には、大量のフィリピーナが観光ビザで訪れてフィリピンパブが大活性するに違いない。今回の発表によると”可能な限り早急に3ヶ国全てのビザ免除の実現に努力する方針”とのこと。小生としてはフィリピン人のビザ免除やフィリピンパブ大流行の再来は大歓迎だが、10年来の冬の時代を見ているととても信じられない。

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『訪日ビザ、インドネシア免除-フィリピン、ベトナム、インド緩和も』
[掲載日:2014/06/17] travel vision
 外務省は6月17日、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インドに対するビザ要件緩和を発表した。同日、観光立国推進閣僚会議で決定した「観光立国実現に向けたアクション・プログラム2014」に基づくもの。インドネシア向けにはIC旅券事前登録を条件にビザを免除。インドネシアとフィリピン、ベトナムについては数次ビザの大幅緩和と指定旅行会社経由のパッケージツアーの場合、実質免除並の一次観光ビザの緩和をおこなう。インドは今夏までに数次ビザの発給を開始する。外務省によると、具体的な運用開始時期や詳細については、現在検討中だ。
 インドネシアについては、在外公館で事前にIC旅券を事前登録することを条件に、ビザを免除する。1回登録すれば2回以降は登録の必要はない。外務省によると、事前登録の仕組みは今後検討していく。
 また、インドネシアに加えフィリピン、ベトナムの3ヶ国については数次ビザを大幅に緩和。有効期間を最長5年まで延長するほか、発給要件についても具体的な内容は未定だが緩和していく方針だ。
 さらに、指定旅行会社経由のパッケージツアー利用者については、宿泊施設や旅程などがある程度決定していることから審査を簡素化し、実質免除並みの緩和をおこなう。指定旅行会社が在外公館にビザを代理申請する形を取る予定。指定旅行会社は今後各国で数社程度選定していくという。
 外務省によると、こうした3ヶ国への取り組みは当面の措置としての位置付け。今後は相手国の協力を得つつ、可能な限り早急に3ヶ国全てのビザ免除の実現に努力する方針だ。観光立国実現に向けたアクション・プログラム2014でも、同様の内容を明記した。
 このほか、インドについては、今年1月に安部総理がインドを訪問した際に決定した、インド向けの数次ビザ発給について夏までに始める計画だ。滞在は15日間となる予定。
 なお、インドネシアについては日本のビザ緩和を受け、インドネシア側でも日本の旅行者に対するビザ免除を検討しているところ。インドネシア共和国観光クリエイティブ省インターナショナル・ツーリズム・プロモーション部長のニア・ニスカーヤ氏は、5月に来日した際、「日本がビザ免除になれば、インドネシアも免除になるのでは」と期待を示すとともに、廃止に向けて観光クリエイティブ省として、担当省庁と交渉していると説明した。
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