【爆走迷走録・変(サイパンで急性P型脳炎に患い小生の暴走が始まった)】

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2003年10月のシンガポール旅行を終えた10日後、リンガの疼く小生は吉原にいた。吉原のソープランド「ショコラ」で80分30,000円の対戦に臨んだ。その後も二、三度ほど国内のソープランドなどの対戦に赴いてみたが、通うほど嵌るには至らなかった。2004年の2月に友人らとグアム旅行に出かけるがストリップバーを嗜む程度の健全な旅となった。同じく2月には日本人女性と付き合うことになり、同年10月にその彼女とバリ島へ旅行するほどの平穏な時間が流れていた。ただし、その平穏な時間も2005年1月にサイパンを訪れることで終わりを迎えた。

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2005年1月、サイパンに友人2人と降り立った。初めてのサイパンだ。全身を包む熱気が心地良い。同行の友人らとスキューバダイビングのライセンスを取得したのでサイパンの海を満喫するつもりである。ただし、男3人だ。少しは夜遊びもしたい。初日の夜、DFSギャラリアを冷やかしてからサイパン一の繁華街であるガラパン地区へ歩いて向かった。グアムでストリップバーに行ったのでサイパンでもあるだろうと考えていた。事前知識の全くない小生ら3人はたまたま見つけたバーと思わしき店に入ってみることにした。ガラパン小学校の向かいに立地しているというのに、その店の名前は「BODY MOTION(ボディーモーション)」と誘惑的、なんとも悩ましい店名だ。

階段を登り、2階に位置する「BODY MOTION(ボディーモーション)」の店内に入ると、天井まで伸びた棒に絡みつくように踊っている女が見えた。ストリップバーだ!正に我々3人が求めていた遊び場を一発で見つけることができた。踊っている女は金髪で色白だ。ロシア人だろうか。ステージを取り囲む台に陣取り、官能的なダンスを酒のあてにビールを流し込んだ。美味い!いい旅になりそうだ。目前のストリップショーを堪能しながら飲むビールが身体に染み渡る。ツマミが欲しくなりカウンターへ行き、中で立っている女性に注文した。すごくかわいい娘だった。「どこの国の人だろうか?少し色黒だったな」などとその女性に見とれつつ、ステージ近くに戻り再び友人らと飲み始めた。

後ろから誰かが声をかけてきた。「こっちのソファーで飲まない?女の子もつくよ?」 振り向くと、さっきのかわい子ちゃんだ!ウハ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 断る手はない。「いいね、そうしよう!」と小生。「あなたのとなりは私でいい?」とかわい子ちゃん。「もちろん!(゚∀゚)」小生はすっかり有頂天だ。彼女がそのひと”ミヤ”だった。ミヤに惹かれていた小生はその日、夜遅くまで「BODY MOTION(ボディーモーション)」で彼女との会話を楽しんだ。いや、惹かれていたというのは間違いで、彼女との出会いは衝撃だった。悪魔のような可愛さとスタイルも文句なしのミヤに小生は一目惚れをしていた。翌日の日中、ハファダイ・ビーチ・ホテルの部屋にいる時に電話が鳴った。驚いたことに、ミヤだった。今夜もお店に来て欲しいと彼女。昨晩、ホテル名と部屋番号を彼女に聞かれたことを思い出した。そう、彼女は猛者だった。当時の小生は知識も免疫もなく、単純に彼女からの電話に歓喜した。その夜、今度は小生1人で「BODY MOTION(ボディーモーション)」を訪れ、また夜遅くまでミヤと語り合った。翌日、後ろ髪を引かれながら日本に帰国した。

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ミヤとの出会いが全ての始まりとなった。この出会い以降、小生の暴走が始まり、混沌とした人生が幕を開けた。1月のサイパン旅行を終えた後、正常な思考回路を失った小生は当時付き合っていた日本人女性とすぐに別れた。そして、2005年に1月を含めて計6回サイパンを訪れることになり、日本にいる間もフィリピン漬けの日々が始まった。

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(「Hafadai Beach Hotel(ハファダイ・ビーチ・ホテル)」)
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(「Hafadai Beach Hotel(ハファダイ・ビーチ・ホテル)」の部屋から望むサイパンの海と太陽)
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(ポリネシアン・ダンス・ショー)
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(ポリネシアン・ダンス・ショーで踊っている娘さんたちは可愛かった (*´∀`)ハァハァ)
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