【爆走迷走録・落(サイパンで人間不信という奈落を見る)】

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サイパンで出会ったフィリピーナのミヤのかける魔法は強力で小生の脳ミソはアドレナリンに溺れたままだった。日本に帰国してからもサイパンにいるミヤとSMSや国際電話で連絡を取っていた。2005年1月に続き、3月に小生は一人で再度サイパンへ飛び立った。もちろんミヤに会うためだ。小生の手にはミヤが欲しいと言っていた新品のCDラジカセが入った箱があった。『BODY MOTION(ボディーモーション)』の営業開始の夜まではまだ時間がある。小生はミヤと待ち合わせし、無事に再会を果たした。一緒に食事をし土産を手渡し、夜はもちろんミヤが働く『BODY MOTION(ボディーモーション)』に行った。再会の喜びで心が躍った。が、幸せなのは初日だけだった。

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翌日以降何の予定もない小生、昼間は暇だった。当然ミヤに連絡をして会おうと試みるが、連絡が取れない。店では会えるが、それ以外では会えないどころか音信不通だった。さすがに鈍い小生でも体良くあしらわれていたことを徐々に悟り、初めて人間不信の味を知った。サイパンに再訪するまで繰り返された甘いやりとりは全て空虚だったと認めざるを得なかった。天にも昇る思いでやってきたサイパンで小生は絶望していた。そして、この時フィリピーナとの絶縁を心に誓った。ところが、この時すでにP菌に感染していることを小生は知る由もなかった。

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(2005年3月、この時見たサイパンの海はどこか寂しげだった)

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2005年ゴールデンウィークは10日間バンコクを一人で旅をし、ゴーゴーバーを回ったり何度かペイバーもしてみたが、知らぬ間にP菌に感染していた小生はタイ依存症に罹る余地はなかった。2005年6月25日、小生はなぜかサイパンはガラパン小学校裏にある「Capital Hotel」にいた。10日間のバンコク旅行を終えた後すぐに小生はサイパン行きの航空券を探していた。ミヤとの苦い思い出があったもののサイパンに再訪したい気持ちを止められなかった。サイパンの海のある風景とガラパンの繁華街が恋しかった。こうして有休を1日つけて2泊3日という短い日程で単身サイパンにやってきた。

3度目のサイパン再訪となったが、人を信じられなくなった小生はミヤとはもう会うつもりはなかった。昼はビーチでのんびりし、夜は別のバーへ繰り出すことにした。サイパン一の繁華街であるガラパン地区を縦断する遊歩道を歩いていると、セクシーなドレスを纏った娘たちの勧誘に合った。鼻の下を伸ばした小生が誘われるままに入った店は、フィリピンパブだった。人間不信に陥ったにも係わらずフィリピンへの興味が捨てきれない小生はもともとフィリピーナ達のいるバーに行く魂胆だった。そのフィリピンパブは『MICRONESIA(マイクロネシア、またはミクロネシア)』という店名で、メインの遊歩道に面した建物の2階にあった。

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