3日目。朝6時前に女がバイと一言発して出て行ったのを見送り二度寝した。「ジャミーゲストハウス」の朝食は5つの選択肢があり、小生はヨーグルトフルーツサラダを頼んだが美味だった。朝食をゆっくり食べながら、山と田園が見えるのどかな雰囲気が非常に良い。絶えず慌しい日頃の生活が遠のいてゆき、はるばる遠いラオスの片田舎まで来たことを実感した。朝食スペースには小生のほかに韓国人の一家4人、韓国人の女2人組、長期滞在っぽい老ファラン1人がいた。朝9時ごろレンタル自転車を返しに行った。チェーンを無くしてしまったと伝えると2万キープとのこと。良かった。いくら請求されるか心配だったが、この程度なら昨晩頑張って置屋まで自転車を激走させて探さなくて良かった。
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朝10時ごろ、今日はゆっくり過ごしたいのでSIMカード入手と両替とマッサージだけを目的に街探索へ出掛けた。街中のパソコンショップでSIMカードはあるかとiPhone6を見せながら聞くと有ると答えた。145MB付きのSIMカードは3万キープだった。クレジット追加は1週間期限の250MBだと1万キープらしい。SIMカードの差し替えに設定に、ネットが出来るようになるまで店員が作業してくれた。*122#に電話をかければ残量を確認できる。
奇岩の山々が見える風光明媚なレストランで、ラープムー(2.5万キープ)、レモンシェーク(5000キープ)を頼んだ。ビエンチャンより少し安めかと思ったが、量は少なかった。日中は暑い。少し歩くだけで汗が噴き出す。街中を歩いていると韓国人が多く、ハングルも至る所で散見された。韓国系と思わしきコンビニ「K-Mart」では日本円の両替レートは63との表示だったが店員によると日本円は両替できない、すぐ近くにあるコンビニ「M-Mart」へ行けと言う。「M-Mart」での日本円の両替は62のレートだった。どうも山奥のバンビエンは日本円の両替レートが悪いようだ。
歩いて散策するが暑すぎる。適当なマッサージに入った。バンビエンは1時間のマッサージがどこも5万または6万キープらしい。若いようなおばさんのような年齢不詳の女に1時間のオイルマッサージをしてもらった。時短なく1時間しっかりマッサージをしてもらい、あっちのお誘いはなかった。6万キープとチップの1万キープを渡して店を出た。
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歩き回るのは暑すぎるので川沿いのレストランへ入った。川と山が見える景色は素晴らしく、川沿いなので風が流れて気持ちいい。川の向こう岸で重低音が鳴っているのが聞こえた。時折、カヌーやタイヤチューブに乗った人が上流から流れてくる。ビアラオ小瓶が1万キープ、大瓶が1.2万キープなので当然大瓶を頼んだ。このレストランは景色も雰囲気も良いがフリーWIFIがないせいで客は小生しかいない。クッションを枕に座敷に寝転び、ゆっくりここでビアラオを飲みながら過ごすことにした。まさにバンビエンでの正しい過ごし方に思えた。スマホに入れてある雑誌を読みながら、ビアラオを飲み、涼しい川沿いの風を感じ、ときどき山々や川に流される人に目をやった。2時間以上ゆっくり過ごしてから16時ごろレストランを出た。ビアラオ大瓶、豆腐焼き飯(2万キープ)、水、氷、しめて3.8万キープだった。
レストランを出ると急に激しいスコールが降ってきた。近くのゲストハウスで雨宿りしてるとアジア各国を旅している韓国人が声をかけてきた。彼はシンガポールの企業でインターンで働き、インターン後に貯まった金でアジア各国を回っていると言う。ハノイからビエンチャンに到着し、旅人からビエンチャンは何もないと聞いていた彼は素通りしてバンビエンに今日到着したようだ。数日後にビエンチャンへ向かうつもりと小生は言ったが、何がある?と無垢に聞く彼に、置屋とハンノイがあるよ (`・ω・´)シャキーン とは言えなかった。見聞を広めようと純粋な気持ちで旅をしている好青年の彼に置屋探索者の小生は後ろめたかった。WeChatのIDを交換し、翌日ブルーラグーンに一緒に行くことを約束して別れた。昔、韓国人の友人がいたが、彼も思いやりのある爽やかな好青年だった。韓国人との個人での付き合いだとこうも好印象なのに、韓国という大きな集団で見ると最悪な印象になるのはどうしてだろうか。
40分ほどでスコールは止み、いったんゲストハウスに戻った。雨が降ると急に涼しくなった。ゲストハウスに着くとまた激しい雨が降り始め、さらにしばらく停電になった。部屋に戻ると清掃がされていなかった。「ジャミーゲストハウス」では清掃して欲しい旨を伝え鍵をフロントに置く必要があると言う。もう清掃のスタッフが帰って掃除できないと言うので隣の部屋に移らせてもらった。
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