(注意:河口の街中にポン引きが大量に徘徊していたり、裏路地に女たちが待機している置屋があるのは2016年9月時点の情報になります。その後、河口の取り締まりが強化されたため、状況が変わっている可能性があります。)
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次に選んだホテルも夜遊び旅行者に定番のホテル「天宝大酒店」。カウンターに赴き宿泊したいことを手振りで伝えると、一泊100元(約1500円)とのことですんなり泊まれることになった。デポジットは300元(約4500円)。部屋は最上階の6階だった。窓が大きくて室内は明るいし、川が見えて外の景色が見れるのは気分が良い。前泊の「吉慶大酒店」と比べて「天宝大酒店」は綺麗さと新しさと設備が数段上回っているように思った。水回りはシャワーを浴びてもトイレがあまり濡れない作りになっており、古さも感じない。ベット脇にコンセントがあるのも便利だ。ホテルを変えて良かったと思った。難点はエアコンの効きが弱いことだが、これは夜寝る時にちょうど良かった。唯一困ったのはベットが固いこと。スプリングではなく板の上にシーツをひいたような硬さ。寝ていると体が痛くなった。
レストラン「豆豆屋」が入る商業ビルにステーキ屋があるので試してみることにした。入店して席に座ると小生が日本人なのが分かったようで、日本語を喋れる中国人男性がメニューの内容やこのレストランのシステムを教えてくれた。彼はオーナーなのだろうか。彼が小生のため店内のBGMを邦楽にしてくれるというにくい演出までしてくれた。ステーキなどのメインディッシュを選び、それ以外の料理はブッフェ形式で食べ放題らしい。SMAPの「世界に一つだけの花」が流れている中、58元(約870円)のフィレステーキを注文した。ブッフェには刺身や炒め物や麺類やご飯ものやデザートなど色々な料理が並んでいた。小生にとってはサラダが食べれることが何より有難かった。東南アジアだと高級店を除いてなかなかサラダを食べる機会がなく、生野菜に飢えることになる。小生はここぞとばかりにサラダを食べた。鉄板に乗ってやって来た熱々のフィレステーキは味付けは良かったが、歯応えが不思議だった。デザートはココナッツアイスが美味しい。食後に冷たい麦茶や冷たいコーヒーを飲めるのが嬉しかった。それなりの値段はするが満足度は高い。また来ようと思った。はち切れんばかりの腹を抱えながら店を出た。
(これ以降は電子書籍版に掲載予定です)
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