ミンダナオ大量殺害

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11月23日、フィリピンで恐ろしい事件が起きた。ミンダナオ島のCotabato Cityで政敵の親族らを虐殺する暴挙があった。

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フィリピン南部で知事選候補者の妻ら拉致、24人殺害(ロイター)
[マニラ 23日 ロイター] フィリピン南部ミンダナオ島のマギンダナオ州で23日、来年行われる州知事選の立候補を届け出ようとしていた地元政治家の親族など約40人が武装グループに拉致され、少なくとも24人が殺害された。軍当局が明らかにした。
 殺害されたのは、地元有力者であるアンパチュアン現職知事の対抗馬として立候補を計画していた政治家の妻や親族などで、うち13人が女性だったという。
 地元当局などによると、遺体はバラバラに切断されるなど損傷が激しく、犠牲者もさらに増える可能性があるという。
 軍当局はこれより先に、約100人の武装グループが高速道路上で犠牲者らを拉致し、山間部へ連れ去ったと発表していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000042-reu-int
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知事選絡みの虐殺、死者46人に=大統領は非常事態宣言-比南部(時事通信)
【マニラ時事】フィリピン南部ミンダナオ島のマギンダナオ州で来年5月の州知事選をめぐり、武装集団が地元政治家の家族や報道関係者を拉致して殺害した事件で、国家警察スポークスマンは24日、死者数が46人に達したことを明らかにした。同国で選挙をめぐる殺人としては異例の虐殺事件となった。
 事件を受けてアロヨ大統領は同日、マギンダナオ州と、隣接する2地域に非常事態を宣言。同州などでは多数の国軍部隊が展開して厳戒態勢を敷いている。
 同州では政治家一族であるアムパトゥアン家とマングダダトゥ家が対立。知事選にはマングダダトゥ家のイスマイル候補が出馬表明している。同候補の妻や同行記者団は候補者届け出をするために車で移動中に武装集団に拉致された。警察によれば、銃撃などを受けた遺体は拉致現場から離れた複数の場所で見つかった。同候補は届け出には同行しておらず無事だった。
 イスマイル候補は、事件は同州知事を務めたアンダル・アムパトゥアン氏とその配下の民兵の仕業だと非難している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091124-00000207-jij-int
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フィリピン ミンダナオ大量殺害 私兵使い政敵排除か(毎日新聞)
【マニラ矢野純一】フィリピン南部ミンダナオ島で23日、知事候補の親族ら多数が武装グループに殺害された事件は、26日までに57人の遺体が確認されるなど異様な展開をみせている。対立候補の出馬を嫌う現職知事一族が私兵を使って政敵を排除したとみられる事件からは、40年以上続くイスラム反政府勢力と政府軍の紛争を背景に、「自衛」名目の私兵を抱える一族が、反政府勢力に対する中央政府の「盾」として権勢を振るってきた実態が浮かび上がる。
 国家警察は、マギンダナオ州知事など州の要職を長年親族で独占してきたアンパトワン一族が、来年5月の知事選に身内から候補者を出した地元有力者マグダダト一族を襲撃したとみて、アンパトワン一族と近い関係にある州警察本部長ら4人を逮捕。襲撃を指揮した疑いで、知事選に出馬する予定だった現職知事の兄の身柄を拘束、事情聴取を始めた。
 現地情報によると、両者の争いは数十年間も続いており、「出馬を巡る話し合いが決裂した結果、今回の事件が起きた」(地元有力者)。この地域ではイスラム反政府勢力と政府の紛争が40年以上続いており、銃の所持は事実上、野放し状態。敵対する両者とも私兵を抱えていたという。
 アンパトワン一族の勢力拡大には、アロヨ政権の後押しもあったとみられている。フィリピン大学イスラム研究所のワディ代表は「イスラム反政府勢力を抑え込むため、歴代政権は同じイスラム教徒の地元有力者を懐柔し、政府の盾として使っていた」と話す。政権はその見返りに、有力者が支配する地域に膨大な政府予算を投入。結果的に有力者の影響力増大に「加担」してきたという。実際、同州の町長の大半はアンパトワン一族で、逮捕された州警察本部の幹部も一族が事実上、任命していた。04年の大統領選では、劣勢だったアロヨ大統領は同州で、対立候補の3倍以上の票を獲得した。このため、大統領はアンパトワン一族に借りがあるとみられている。
 【事件概要】 ミンダナオ島マギンダナオ州で23日午前、来年5月の州知事選の立候補届け出に向かっていた車列が100人以上の武装グループに襲われた。車列には候補者の妻ら親族のほかジャーナリストも同乗。犠牲者57人のうち、少なくとも20人以上は地元記者とみられている。頭部の損傷が激しく、身元確認に時間がかかっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091126-00000032-maip-int
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奥さんの地元がミンダナオ島のZamboanga Cityで、Cotabato Cityといえば親族がいるので話題にも上る。奥さんの祖父母が住む場所を失い、祖父の家族がいるということで祖父母はCotabato Cityへ住むことになった。が、奥さんの母親はCotabato Cityは危ないのと祖父の家族からの金銭の催促が激しいので、祖父母を迎えに母親がCotabato Cityへ向うことになった。Zamboanga Cityからバスで長時間揺られてCotabato Cityに到着すると、母親は違和感を覚えたらしい。新参者に周りから厳しい視線を感じて、怖いと思ったという。

当然、フィリピンでも大きな報道となっているようで奥さんもテレビを良くチェックしている。奥さんによるとモスリム同士の抗争とのこと。

Zamboanga Cityもよく爆弾事件が起きたりするし、親族がいるCotabato CityやJoloは物騒な話題ばかり聞く。いつも耳にするので慣れてしまうが、やはり危険な場所ということか。

 

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