【巨木に飲み込まれた遺跡タ・プロームほか】

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約束どおりホテル前で昨日のバイタクのドライバーが待っていた。8:30にホテルを出発。昨日、アンコールワット、バイヨン寺院、王宮周辺まで見終わっていたため、残りの内回りコース上の寺を一つずつ見ていく。トマノン(Tommanon)、チャウ・サイ・テヴォーダ(Chau Say Tevoda)、タ・ケウ(Ta Kev)、タ・プローム(Ta Prohm)、バンテアイ・クデイ(Banteay Kdei)。昨日と同じようにかなりマイペース、スローペースで観て回る。

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遺跡が続くと飽きると思いきや、特徴的な遺跡が多かったため探索を非常に楽しめた。特に印象的だったのが、圧倒的な質量感と荒々しさを誇る巨大なピラミッド式遺跡タ・ケウ、そして多数の巨木に飲み込まれた遺跡タ・プロームだった。ガイドブックによると、タ・プロームの”遺跡の状態は、日本人を含めた東洋人の心を強く打つようだ”と記載されているが、全くその通りだった。なお、タ・プロームは人気のある遺跡で団体観光客が多数訪れると人混みにまみれることになるが、混み具合にムラがあり人影が疎らな時間もあった。時間があるようだったら、ゆっくり散策することで、人影ない静かな遺跡でたった一人、自然の中に取り込まれていく遺跡の神々しい雰囲気を味わうことができる。

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(左上:アンコールトムの東に位置する勝利の門と神々と阿修羅の像)
(右上:トマノンはこじんまりとした遺跡)
(左下:トマノンのデバター)
(右下:道を挟んでトマノンの正面にあるチャウ・サイ・テヴォーダ)
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(王の突然の死によって未完のまま今に至る遺跡タ・ケウ)
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(タ・ケウ、他の遺跡と違い繊細な彫刻が施されていないため荒々しい印象が特徴的)
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(タ・ケウ、その印象に加えて広さも高低差もあり質量感がたっぷりある)
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(タ・プローム、ガジュマルの一種であるスポアンという樹木に覆われる遺跡)
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(タ・プローム、あちこちで巨木が遺跡を圧倒する光景が見られる)
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(タ・プロームの東門付近)
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(タ・プローム、この遺跡はあえて樹木の除去や修復を行っていないようだ)

途中、タ・プローム遺跡前の食堂でランチを食べた。観光客ターゲットの食堂なので、カンボジア・ベジカレーが4ドルと高い。調理を待っている間、ニンニクを炒める良い香りが立ちこめた。が、食べてみると味は薄味、スパイスの香りがするわけでもなく辛くもなかった。物足りない味だが、ご飯の量がそこそこ多く、完食したら取り合えず腹はふくれた。昼食後、ドライバーが「午後は外回りを行くが、昨日の料金と含めて20万リエルだ(約48ドル)」とがめついことを言い始めた。「昨日と同じ一日10ドルで合計20ドル、それ以上は払わん」と言った。ドライバーはガソリンが高いとか遠いとか戯言を色々言ったが、小生は「高かろうが遠かろうが自分には関係ない、1日10ドルだ」と言い放った。それなら内回りコースだと言うので、もともと10ドルしか払う気がなかった小生は内回りコースとした。

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(カンボジア・ベジカレーとスプライト)
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(バンテアイ・クデイ遺跡)

内回りコースの観光を終え、ホテルに戻ったのが14:30ごろ。体中汗にまみれていたのでまずシャワーを浴び、インターネットしたり、アイスコーヒーを飲んだり、まったり過ごしてから夕方ごろ街へ繰り出す。まず、パブストリート近くの旅行社でトゥクトゥクを予約する。ガイドブックを見ていると、少し遠いがバンテアイ・スレイが面白そうであったので、その足を確保したわけである。パブストリート付近を歩いていると何故かピザ屋が多く、無性に食べたくなったので1軒のビザ屋に入った。ピザマルガリータを食べつつドラフトビアを飲む。美味い。インターネットカフェで過ごした後、ナイトマーケットを冷やかし、ホテルに向かって歩いていると、トゥクトゥクの兄ちゃんが話しかけてきた。ここシェムリアップでは10メートル歩くごとに、バイタクやトゥクトゥクのドライバーに声を掛けられると思えば良い。観光地までの案内であったり、あとは…、その通りナイトスポットへの案内である。

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(左上:パブストリート沿いのピザ屋)
(右上:熱々のピザマルガリータと冷えたドラフトビア、最高の組み合わせ)
(左下:ナイトマーケット入り口)
(右下:ナイトマーケット内部)

昼食:カンボジア・カレーベジタブル:4ドル+スプライト缶:1ドル
バイタク:昨日の分と合計して20ドル
翌日のトゥクトゥク半日チャーター:17ドル
夕食:ドラフトビア:0.5ドル+ピザマルガリータ:5ドル
インターネットカフェ1時間:0.75ドル(3000リエル)

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