【情熱的で美しいバンテアイ・スレイを堪能】

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8:30にホテルを出発。バンテアイ・スレイ(Banteay Srei)はシェムリアップから北東に約40kmに位置し、「女の砦」の意味を持つ寺院である。ガイドブックによると、規模は小さいが、ほとんどが赤色の砂岩で作られており、彫刻は彫りが深く、その造形美はアンコール遺跡のなかでも群を抜いて洗練され優美であり、さらに保存状態も極めてよいという。途中のチェックポイントでチケットの確認があり、昨日観光したバンテアイ・クデイの前を通り、さらに北上して行く。道中、ときどき雨に降られ、バイタクではなくトゥクトゥクを選んだのが不幸中の幸いだった。ただ、雨季の時期だったが、結局雨に降られたのはバンテアイ・スレイへ向かうこの時だけだった。ちょうど1時間ほどでバンテアイ・スレイに到着。

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シェムリアップから少々遠かったが、期待に違わぬ寺院だった。赤茶色の砂岩に刻まれた彫りの深い彫刻は情熱的だった。かつ、非常に細かい彫刻を大量に目にすると圧倒された。

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(バンテアイ・スレイ)
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(バンテアイ・スレイ)

美しいバンテアイ・スレイをじっくり堪能した小生は、また1時間かけてシェムリアップに戻ってきた。ホテルでたっぷりかいた汗を流し、街に繰り出した。本格的なインドカレーを食べたくなり、パブストリート付近のインド料理店に入る。シェムリアップは小さい街ながら各国の料理店が揃っており、その時の気分に応えてくれるだけのラインナップがある。Veg Mix MasaraとNanを食す。そこそこ美味かった。そして、昨晩約束したとおりマッサージ屋へ行きアリちゃんを指名し、オイルマッサージをお願いした。昨晩と違いアリちゃんは無口でたんたんと1時間のマッサージが終わった。ピンクなお誘いがあるかと少し期待したが、真面目なマッサージ店で一切なかった。

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(インドレストランで食したVeg Mix MasaraとNanとSprite)
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(オールドマーケット内の生鮮品売り場)

約束を果たし日本人の義理堅いところを見せつけたところで、先日食べたフランスパンサンドをどうしてももう一度食べたくなり、シヴァタ通り沿いの食堂に入った。今度は丸々1本利用した長いフランスパンサンドを注文した。パン外側のパリパリした香ばしさと、パン内側のもちもちした柔らかさが最高である。また、濃すぎないソースと酸っぱさ抑えたピクルスとハムというシンプルな組み合わせが、やみつきになる。卓上にねぎのような薬味が置いてあり、これを時々かじりながら食べると口の中がリフレッシュされ一層良い。また、後半は現地人の真似をして卓上においてあった唐辛子たっぷり付いた野菜をパンに挟んで食べた。これが滅茶苦茶辛い。ひーひー言いながら食べる。後日、排泄時に痛かったのは言うまでもない。

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食べ終わって、ぼーっと食堂のテレビを見てると、どこかで見た顔が次々と出てくる。すぐにピンと来た。フィリピンの女優や俳優だ!我が家ではフィリピンのテレビ放送を日本で見るため『ABS-CBN Global TFCko』のサービスに加入しており(その前はスカパー!のフィリピンチャネル787chに世話になっていた)、フィリピンのテレビ番組は日常的なわけである。フィリピンのドラマがカンボジア語の吹き替えで流れていた。日本や韓国のドラマならまだしも、コテコテで単純なフィリピンドラマなぞ需要がないと思いきや、カンボジアの地上波で普通に放送されているのには非常に驚いた。

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(フランスパンサンドとスプライト)
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(フィリピンドラマのカンボジア語吹き替え)

ランチ:Indian Food(Veg Mix Masara:2.5ドル+Nan:1ドル+Sprite:1ドル)
オイルマッサージ1時間:9ドル
軽食:フランスパンサンド:2ドル+Sprite:1ドル

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