デルタ航空、マイル特典ルール改悪!

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先週、デルタ航空から良いニュースが届いた。これまでは24ヶ月間マイル獲得や利用がない場合、マイルの有効期限が切れる規定だったが、マイル有効期限がなくなるというもの。たまにしかマイル獲得がなかった人には朗報である。しかし、デルタ航空のマイルをメインで貯めている人は、もともとデルタ航空の利用が多かったり、提携クレジットカードで毎月マイル獲得していると思われ、小生を含めて恩恵を受ける人はそれほどいないようにも思った。

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ここまでの変更なら良かった。が、これを機にどうやら東南アジア行きのマイル特典最低必要マイル数が大幅に上がったようだ。以下はどこもこれまで往復で最低必要マイル数が2万マイルだった就航便だ。調べてみると、最低必要マイル数は以下に変更されていた。

(改善↑) Narita-Seoul: 15,000 Miles
(改悪↓) Narita-Saipan: 25,000 Miles
(改悪↓) Narita-Guam: 25,000 Miles
(改悪↓) Narita-Hong Kong: 25,000 Miles
(大改悪) Narita-Bangkok: 45,000 Miles
(大改悪) Narita-Singapore: 45,000 Miles
(大改悪) Narita-Manila: 45,000 Miles

ネットにはサイパンやグアムの最低往復特典が45,000マイルと書かれていたが、昨日と今日実際に調べてみると25,000マイルだった。さすがに45,000は高過ぎて不評、かつハワイ往復の40,000マイルと整合が取れていないから変更したのかもしれない。

一点だけ改善されたのが、ソウル行き往復の最低必要マイル数が1.5万マイルと減ったこと。しかし、時間帯と都心との距離でより魅力的な羽田-金浦線がガンガン飛んでいる昨今では、妥当な変更と思えた。つまり、現在ではデルタ航空のソウル便の価値が相対的に下がっており、1.5万マイルが適当な価値と思った。さらに将来、関空のように韓国のLCCが幾つも就航したら、さらに相対的な価値は下がりそうだ。小生なら最低の1.5万マイルでも利用せず、LCCか羽田便を利用するだろう。

そもそも小生がデルタ航空のマイルをメインで貯めている理由は、ノースウェスト航空でマイルを貯めていたからだった。ノースウェスト航空時代は良かった。以下の利点があったのでノースウェスト航空をメインに選んだ。

(1)マイルの有効期限がなかった

(2)日本発東南アジア行きの最低必要マイル数が往復で2万マイルとお得で、また就航先も多い

(3)割と最低必要マイル数で特典の航空券を取れた

東南アジア便の就航時間帯が悪くても、それを補って余りある魅力があった。が、ノースウェスト航空がデルタ航空と合併して、24ヶ月の更新がなければマイルが消失するルールとなり、さらに最低必要マイル数での特典利用が非常に難しくなった。(1)と(3)の利点がなくなり、今回の改悪で(2)の利点もなくなった。残ったのは、東南アジア便の就航時間帯が悪さとキャビンアテンダントの態度の悪さだけである。

デルタ航空と合併した後もマイルの貯め易さは変わらなかったので、そのままメインマイルとして利用していたが、要するにとにかく最低必要マイル数での特典利用が難しく辟易していたこと、良く言われている通りキャビンアテンダントの横柄な態度にうんざりしていたこと、東南アジア便の就航時間帯が悪さから、そろそろメインマイルを変えようかと考えていた頃である。そこに(2)の利点がなくなり踏ん切りがつき、もっと言えばマイルの有効期限が廃止されたことで鞍替えする背中を押されたように感じた。

デルタ航空の2010年の有償旅客マイルのうち8.3%が特典航空券だったらしい。8.3%といえば結構多いと思う。特典の必要マイル数を上げる方向性がしばらく続くかもしれない。去年はデルタのマイルが10万ほど貯まっていたので意識してマイル特典をなるべく利用した。2010年ゴールデンウィークのバンコク便、2010年シルバーウィークのバンコク便、2011年ゴールデンウィークの香港便。今となってはこれが良かった。たくさんのマイルを持っているだけで、破産やルール改悪などのリスクが伴う。なるだけマイルは貯めこまず利用するようにしたい。
残念だったのは、マイル有効期限の話はデルタ航空からメールもあり広報されたが、必要マイル数の話は事前のアナウンスどころか事後のアナウンスもなかった。今回の改変でデルタ航空は間違いなくファンを減らしただろう。

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デルタ航空、スカイマイルのマイル有効期限を廃止
マイレージプログラム「スカイマイル」会員の皆様に業界最高水準のサービスをご提供します
Feb 16, 2011
2011年2月16日
*本リリースは2月15日に米国アトランタで発表されたリリースの抄訳です。
【米国アトランタ、2011年2月15日】-デルタ航空(NYSE:DAL)は本日、スカイマイルのマイル有効期限を廃止し、スカイマイル会員の皆様に業界最高水準のサービスを提供することを発表しました。これにより、デルタ航空は米国の主要航空会社の中で唯一、マイルの有効期限が無いマイレージプログラムを提供する航空会社となりました。この変更は全てのスカイマイル会員口座を対象に、2011年1月1日にさかのぼって適用されます。
今回の決定により、24ヶ月間マイルの獲得または利用が無い場合はマイルの有効期限が切れるという規定が無くなります。デルタ航空では昨年、スカイマイルの上級会員資格、「メダリオンプログラム」のアップグレードを行い、それまでのシルバー、ゴールド、プラチナの3種類のメダリオン会員資格に加えて、空港ラウンジ「デルタ スカイクラブ」 の無制限利用などの様々な特典が受けられる最上級会員資格の「ダイヤモンドメダリオン」を新設したほか、航空業界で初めて、エリート会員資格取得に必要なマイル(メダリオン会員資格取得必要マイル=MQM)の次年繰り越し制度を導入するなどの改善を行いました。
デルタ航空のスカイマイル担当副社長、ジェフ・ロバートソン(Jeff Robertson)は次のように述べています。「デルタ航空ではノースウエスト航空との合併以来、マイレージプログラムの統合作業を段階的に進め、完全統合を果たしました。統合が完了したことにより、新たな段階として、さらなるサービス向上をめざし、このたび皆様のニーズに沿った方法でサービス向上を決定することができました。お客様はマイルを大変に重要視されており、マイルの有効期限廃止はお客様に大変有利なベネフィットといえます。これにより、デルタ航空がマイレージプログラムの分野でまた一つ業界をリードできるものと確信しています。」
また、今年はさらにスカイマイルのサービス向上計画を進行中です。その中には、ホームページdelta.comへのアップグレード特典のご利用カレンダーの掲載、ご予約方法・旅程管理画面の利便性向上などが含まれます。加えて、ダイヤモンド、プラチナ、ゴールドメダリオン会員の皆様を対象に、エールフランスやKLMオランダ航空、アリタリア-イタリア航空、アラスカ航空などの提携航空会社の運航便をご利用の際に受けられる新たな特典を追加予定です。
今年30周年を迎えるスカイマイルは、旅行業界において最も長い歴史を持ち、また最も成功したロイヤリティープログラムの一つです。昨年だけで、会員の皆様に2,640億マイルを1,200万もの特典に換えてご利用いただき、2010年の有償旅客マイルのうち8.3%が特典航空券によるご旅行でした。デルタ航空では特典航空券以外にも、お座席のアップグレードのマイルのご利用方法をご提供しています。2007年から2010年まで、『エグゼクティブトラベラー』誌の読者投票により「米国内ベストフリークエント・フライヤー・プログラム」に選出され、また2006年から2010年にかけて、『ビジネストラベラー』誌により、「ベストフリークエント・フライヤー・プログラム」に選ばれています。スカイマイルやその特典の詳細はdelta.com/skymilesでご確認いただけます。
(以下、略)
http://news.delta.com/index.php?s=43&item=1284
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