2010年9月のシェムリアップ&パタヤ旅行を終えた時点で、次の旅は珍しく全く決まっていなかった。2月のタイ、4月のタイ、7月の上海、8月のフィリピン、それと9月のシェムリアップ&パタヤと2010年は精力的に出撃を繰り返したので年末年始には出撃計画を立てず、またしばらくは自粛すると公言していたわけである。
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しかし、小生の正気とは裏腹に、パタヤ熱が冷めやらぬ10月に気付けばエアアジアの羽田-KL便を購入していた。しかも、2枚である。2010年9月23日から期間限定で始まったエアアジアの片道5000円バーゲン。その頃、小生はシェムリアップ滞在中でPCにかぶりついて予約を試みることはしなかったが、帰国してからエアアジアのバーゲンをチェックしていると一気にバーゲン席を売り切っているわけではなく、期間中に小出しにバーゲン席を出しているように見えた。そうして小生は片道5000円バーゲンで2011年1月と7月の羽田-KL便往復を購入することが出来た。さらに自粛の言葉空しく5月の出撃計画もその後確定し、2011年を迎えた時点で既に1月、5月、7月の出撃が決定していた。小生はとっくに気付いていたはずだ。もう認めよう。東南アジア行きの航空券を予約済みで、何かしら渡航の予定がないと自らの情緒の安定を保てないことを。
1月の出撃は決まり、次は出撃地の選定である。エアアジアでKLに到着して、そのままKLの地を攻めるか?それともKLからエアアジアでタイ、インドネシアなど他国へ遊撃するか?共に出撃するKL在住の友軍と相談すると「悪いことは言わない。KLの夜は止めておけ」と言い切った。彼は旺盛な性欲で夜な夜なKLのあらゆるナイトスポットを徘徊するKLナイトマスターである。SPAは中国娘が主体で中国語でも話せない限りタイ娘のような癒し効果は見込めず、単純な値段だけだと安いが後味を含めて考慮するとコストパフォーマンスは低いという。出会い系は各国の娘が揃っているが、わざわざ取締りが厳しいイスラム教国に来るぐらいだから出身国で稼げない娘たちが来ており、コストに見合うだけのルックスを持った娘は大変少ないと熱く語った。少し金のある男はわざわざタイへ行って遊ぶ状況が物語るように、全ての面でタイに劣っていると解説し、小生のKLに対する印象も同じだったこともあり、出撃先からKLを外すこととなった。
次に検討したのがアンへレス。笑ってしまうのがエアアジアのフィリピン就航先はマニラ行きがなくクラーク行きのみであること。しかし、アンへレスへ行くには好都合だ。夜遊び需要に応えた就航便なのだろう。ところが、KL発クラーク行きは早朝で接続が良いものの、クラーク発KL行きは15:35到着でKL発羽田行きの14:40出発に間に合わない。かつ、エアアジアのKL-バンコクの往復が1万円強なのに対して、同エアアジアのKL-クラークは約1.8万円と高めの価格設定だった。セブパシフィックはKL-マニラ便を就航させており往復1万円程度と安めだが、夜の便で肝心の夜遊びに向かないので却下した。そこで、KLから近くて便数がやたらと多いバンコク行きを出撃先とした。KL-バンコクはエアアジアだけでも往復で7便ずつ飛ばしており、便数が多いので接続しやすく、往復で1万円強とお手軽な価格なのも良い。早速、エアアジアでKL-バンコク便を押さえた。が、既に数回訪れた一大エロ聖地のバンコクより新天地へ出撃した気分に急に駆られ、小生のわがままによりKLからもっと近くゴーゴーもあるというプーケット島を出撃先と変更した。
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