【香港を経由して天使の街アンヘレスへ】

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16時前に成田空港に到着。第一ターミナル南ウィングはゴールデンウィーク中だというのに閑散としていて驚いた。ただ、夕刻から夜にかけて多数の便を控えているデルタ航空の一角だけいつものように長い列を作っていた。

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フライト前にZちゃんに電話をした。いつもと違って着メロが流れない。代わりにプループルーと無機質な着信音が鳴っている。暫くしてZちゃんが電話に出た。いつもと違うのはこれだけではなかった。Zちゃんは他の男と勘違いしているようで、別の男の名を呼んでいた。「来月に来る?i miss you.」他に客がいないとは考えられないのだが、知りたくない現実を突きつけられ、違う男に間違えられてショックだった。小生は動揺を押さえ込むことが出来なかった。

手元にはクラーク発マカオ行きと、クラーク発バンコク行きの2枚の航空券がある。最初の計画通りタイへは行かずたっぷりアンヘレスに滞在して、Zちゃんと彼女への懐疑心を忘れてアンヘレスを楽しもうか?それとも予定通りバンコク行きに乗って、Zちゃんに会いに行くか?選択肢は2つある。アジア出撃中には選択に迫られることが良くある。しかし、落ち着いて自分のココロを見つめてみると答えはおのずと出ているものである。Zちゃんのココロへ通じる道の半ばで引き返したら小生はきっと後悔するだろうし、彼女を引きずったままのアンヘレス滞在になるに違いなかった。要するに、Zちゃんにやっぱり会いたかった。

幸先の良いこともある。遅延が多いデルタ便がほぼ定刻に飛んだ。また、いつも巨体で大柄な女の客室乗務員、もしくは無愛想な男の客室乗務員だが、今回はぽっちゃりした童顔がかわいい東洋系の客室乗務員だった。しかも目を奪われるほどの巨乳である。とにかく、その時その時に集中して旅を楽しもう。巨乳を見ながら、そう思った。

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23時前に到着。セブパシフィック航空はトランジットできないようなので、いったん香港に入国する必要がある。Arrivals Areaに居る方がスリの危険性が小さいので、朝まで入国せずArrivals Areaで一晩明かすつもりである。事前に調べてArrivals Areaは有料休憩所などはないと分かっていたので、寝場所を探すことにした。イミグレーションの近くにベンチが並べられており、横になっている人が若干いた。ベンチは2シートごとに手すりがあるが、3シート分手すりがない所が若干あり、そこで横になることができた。断続的に目は覚めたが眠りが深かったようで熟睡感が得られた。AM6:30に香港に入国した。

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(香港国際空港のArrivals Areaにあるベンチ)

セブパシフィック航空のクラーク行きはAM7:00からチェックインを開始するとのことで、開始を待ってチェックインした。再度、香港を出国して、滑走路や待機中の機体を一望できる7階のレストランで朝食を取った。次々と着陸する航空機や、作業員が機内食を積み込んでいる様子を見ていると飽きなかった。North Satellite ConcourseにDRAGONAIR(香港ドラゴン航空)ばかりが何機も並んで停泊しているのが印象的だった。たくさんの航空機を見ながら優雅な朝食となった。コーヒー+朝食セット=HK$123なり。搭乗時間になりセブパシフィックに乗り込むと、3-3列シートで全長27席ほどの小さな機体。6割ぐらいの搭乗だろうか、わりと空席があった。たった2時間弱のフライトで、AM11時過ぎについにクラークに到着した。

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(停泊中の機体を一望できる7階のレストランにて朝食セット+コーヒー)
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(7階レストランで朝食を取っているとセブパシフィック航空の旅客機が到着した)
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(香港国際空港の巨大さと設備の充実具合はいつも感心する)
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(向こう側が見えない巨大ターミナル、地下を走る電車に乗らず端まで歩くと10分以上かかった)
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(セブパシフィック航空の香港-クラーク便の機内)
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(上空からたまたま撮影することが出来たSMクラークとフィールズ周辺)
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(クラーク国際空港、正式にはDiosdado Macapagal International Airport(DMIA)というらしい)
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(クラーク国際空港に到着したセブパシフィック航空機)
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