【爆走迷走録・序(韓国スウォンでのホテトルと初めの一歩)】

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「サランヘヨ、サランヘヨ」と女に囁きながら緊張気味に対戦していた。小生の初風俗は日本ではなく韓国の水原(Suwon・スウォン)だった。小生は2度目となる韓国出張で毎日、夜遅くまで必至に働いていた。10日間と限られた時間で出張の目的を達成するためだった。宿泊先のソウルのホテルから毎朝バスで1時間ほどかけてスウォンにあるサムスン電子の超巨大な水原工場に通い、深夜に同じくバスでソウルに戻る日々だ。

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韓国で見た光景は巨大企業サムスンが築いた王国だった。サムスンの社員はトップに鎮座し、その元でサムスン取引先の中小企業の社員が成果を出そうと奮闘していた。小生も成果を出して貢献を認められる必要があった。2003年9月22日、その日は出張6日目にしてようやく一つの難所を突破し、ゴールまでの道筋が見えた。中小企業の社員らと共同で調査し、障害の原因を特定した時、終バスはとっくに行った後だった。すでに日付が変わっていたが、みんなで飲みに行くことになった。

深夜3時に飲みが終わり、小生はこのままスウォンで泊まることになった。近所のラブホらしき場所に着くと、同行の現地社員の韓国男性が女を呼ぶか?と聞いた。二つ返事で快諾した。彼女と別れて間もない小生は後ろめたさも悩むこともなく答えた。スウォンは電柱や車のワイパーや街の至るところに女性が誘惑するような写真と電話番号が書かれた小さなチラシが大量に貼られていたから、そういった電話番号の一つにかけるのだろうと思った。ホテルの部屋から現地社員がどこかへ電話をかけてから、二人で落ち着かない気分で数十分ほど待った。当時、小生はアジア風俗知識が全くなく、スウォンが世界遺産に登録されている観光都市であるのに置屋街があることはもちろん、オーパルパルといった有名な夜遊び場所も一切知らなかった。スウォンには巨大工場しかないと思っていたし、韓国にちょんの間があるとは発想すらなかった。

乾いたノック音がドアから聞こえた。訪れたのは2人の長身の女性で、まあまあの外見だった。現地社員は満足げだ。気を遣ってもらい小生が先に選び、女を連れて自分の部屋に戻った。相手はプロだ。年齢は20代前半に見えたが落ち着いていた。一方、小生は違った。ベッドで小生は彼女に覆いかぶさり愛撫をしながら「サランヘヨ、サランヘヨ」と囁き、女は静かに頷いていた。初風俗の小生は緊張し、なかなかリンガが硬直しなかった。秘部舐めしながらリンガを自ら無理やり半起ちさせてゴムをつけて交わった。すぐに果てた。1万5000円を女に払うと颯爽と去って行った。朝5時に長い一日が終わりようやく寝床に着いた。疲れていたはずだったが、興奮していたようでなかなか寝れない。2時間ほど睡眠をとり、翌朝、現地社員に女との対戦の感想を聞いてみた。良かったと満面の笑みだった。

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