【バスを乗り継いでコンケンからバンビエンへ】

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2日目。6時に起きて7時にホテルを出た。前日バスターミナルの時刻表を下見した際、事前に調べたとおりコンケン発ビエンチャン行きは、7:45と15:15の1日2便で、小生は朝の便に乗るつもりだ。ホテルから10分ほど歩いてエアコン・バスターミナルに着いたが、どうもバスターミナルに活気がない。大型バスは見当たらずミニバンが何台か停まっているだけだ。バスターミナル入口付近にいた男と話すとビエンチャン行きはないと言う。昨日下見までしたのに、日曜日だからだろうか。

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他のバスターミナルからビエンチャン行きが出ているとのことで、急遽バイタクで連れて行ってもらうことにした。今から急げばまだビエンチャン行きに間に合うらしい。かっ飛ばすバイタクで20分ほど走って、郊外にあるバスターミナルに到着した。市街地からはかなり遠いバスターミナルだ。大型バスが数台停まっており、そのうちの一つにビエンチャンと書かれていた。窓口の掲示板によると、ビエンチャン行きは8:00と15:15でどうやら朝の便に間に合ったようだ。窓口で購入したチケットには8:15出発の記載で、実際には8:20の出発だった(185バーツ)。10人ほどしか乗客がおらず車内は空いていた。

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(郊外にあるバスターミナルの時刻表)
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(コンケン-ビエンチャンのバスを発見)

メコン川を渡るのが今後の恒例となるのかもしれない。去年のゴールデンウィークもノンカイ傍のタイ・ラオス友好橋を渡ってラオス入りしたのを思い出した。乗客が少なく出入国手続きは短時間で済んだ。出発してから4時間弱の12時ちょうどにビエンチャンのタラートサオ・バスターミナルに到着した。

本日の目的地はビエンチャンではなくバンビエンだ。バンビエンで数泊してからビエンチャンで数泊し、バンコクに戻る計画だ。バンビエン行きのバスはここから出ていないようで、北バスターミナルへ向かうことにした。北バスターミナル行きと書かれた停車中の大型バスを見かけて乗り込んだ。いつ出発するか他の乗客に聞いても分からないという。

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10分ほどして乗客が溜まると出発した。この市バスのような大型バスは、どうやらタラートサオ・バスターミナルと北バスターミナルの間をピストン運行しているようだ。しばらくすると車内で子供が集金を始めた。一律5000キープだ。キープを持ち合わせていない小生は、100バーツを渡してみると「えっ?バーツ?」って顔を一瞬されたが、問題なくキープでお釣り(2万キープ)を貰えた。北バスターミナルは市街地からけっこう離れており20分ほどして到着した。バンビエンへ行きたいと付近の男に話すと目の前のミニバンを指差した。値段を聞くと5万キープまたは200バーツとのことで、了承してミニバンに乗り込んだ。10分後、満席になったところで出発である。

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(タイ・ラオス友好橋から望むメコン川、ここを渡るたびに何故か感慨深い)

しばらくは交通量があったり人通りがある街並みが車窓を流れるが、1時間も走るとのどかな田舎風景に変わった。片側1車線の道路は舗装されているが、そこはラオス、ところどころ舗装されていない箇所があり土埃を巻き上げながらミニバンがえらく左右に揺れる。時間に追われているかのようにスピードを出す運転手は反対車線に飛び出し、追い越しを繰り返す。

更に走ると山道に変わり、急カーブとアップダウンが続く。山道でも果敢にスピードを出しているので体が左右に揺さぶられる。最後尾に座っているラオス女性は車酔いしたようで、ぐったりしている。途中で乗客を降ろしながら進み、水墨画に出てきそうな急峻な山々が何度か現れて消えると、乗客は僅かになり、そしてバンビエンに到着である。

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13時にビエンチャンを出発し、バンビエンに到着したのは16時過ぎだった。タイのコンケンからバスを乗り継いで8時間、ようやくバンビエンに到着した。着いたのは13号線沿いのパブリックバス停で、この終点まで乗っていたのは小生とシンガポール人らしき観光客だけだった。バス停の周りは原っぱで何も無い。1台だけ客待ちしていた小さなソンテウに乗り込み、2万キープで妥結し、小生の予約した街外れのゲストハウスへ向かった。

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