【国際バスでチェンライからフエサイ(ボケオ)へ】

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自然と朝6時半に目が覚めた。サラリーマン生活の習慣で6~7時間寝ると目覚ましがなくとも自然と目がさめる体質だ。昨晩はパイナップルしか食べなかったせいか腹ペコである。朝食タイムの7時になったので1階に降りると予想に反して誰もいない。セルフサービスで好きなだけ食べれるようだ。半袖で寒くも暑くもない。気温は20度ぐらいだろうか。平日金曜日の朝だというのに、時折車やバイクが通るぐらいで辺りは静かだ。鳥のさえずりが聞こえる落ち着いた雰囲気の中、朝食を食べた。完璧な朝だ。今日は良い一日になりそうな予感がした。昨日の夜を払拭してくれるような良い一日に違いない。食パン6枚にコーヒー2杯、バナナも食し満腹となった。

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部屋でごろごろしていたら出発が遅くなってしまった。9時20分にホテルを出てバスターミナル1まで歩いて目指した。途中、昨晩の手コキマッサージ屋の前を通ったが、営業時間は10~24時との表示があり閉まっていた。本日の目的地はラオスのフエサイ(またはボケオと言う)。バザール横のバスターミナル1で難なくバスターミナル2行きのソンテウを発見した。ソンテウのオヤジに「ボケオに行きたい」と言うと乗れの仕草。ボケオ行きの国際バスは郊外のバスターミナル2からの出発なので、ここからソンテウで向かう。

バスターミナル1を出て、ソンテウで20分ほどでバスターミナル2に到着した(20バーツ)。時刻は9:50、ボケオ行きは10時発のはずだからギリギリの時間で心配したが問題なくチケットを買えた。パスポートを提示してボケオまでのチケットは220バーツだった。バスターミナルでアイスコーヒー(45バーツ)を買ってからバスに乗り込んだ。あまり人気がないようで小生を含めて乗客はたった8人。欧米人3人、タイ人もしくはラオス人が4人だ。ボケオ行きが以前のデイリー4便から2便に減ったのも無理はないと思った。

Chiang Rai Bus Terminal
(ボケオ行きのカウンター。以前は1日4便あったのが1日2便になっている)
Chiang Rai Bus Terminal
(バンコク行きは多数。ボケオ行きは1日2便。そして、この広告が正しければ週4便でチェンライ発ルアンナムタ経由ウドムサイ経由ルアンパバーン行きがあるらしい)
Chiang Rai Bokeo Bus
(チェンライ発ボケオ(フエサイ)行の国際バス)

10時10分ごろバスは走り始めた。知らない場所に向かうのは不安もあるがワクワクする。知った場所、行き慣れた場所に行くのは安心ではあるが、それは旅であっても日常の延長線上。人が旅に求めるものはそれぞれだが小生の場合、非日常感でありワクワク感だと理解した。チェンライの市街地から1020線で南下し、途中で1152線に入って東へ進んだ。窓の外に広げる景色はド田舎だ。田畑と山しかない風景が続く。1174線に入って東北に進路を取り、再び1020線を走って北のボケオを一路目指した。

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12時少し前にチェンコーン郊外のバスターミナルに到着した。すぐ近くの川を越えればもうラオスのフエサイ(ボケオ)だ。人が全くいない寂しいバスターミナルで10分ほどのトイレ休憩後に出発。すぐにタイ側のボーダーに到着した。審査場の前でパスポートチェックをしている係員がいて日本人の小生だとすんなりOKが出たが、欧米人は詳細にパスポートをチェックされていた。出国審査を終えてしばし待っているとバスがやってきたので乗り込んだ。新たに欧米人2人がこのボーダーからバスに乗車してきた。走り始めてすぐに左車線から右車線に変わった。そういえば、タイでは左側通行だがラオスでは右側通行だ。橋を越えて川を渡り今度はラオス側の入国審査だ。すんなり15日間のビザをもらって入国を果たした。バスに乗り込んで出発するのを待った。が、乗客の欧米人たちがなかなかやってこない。30分ほど待ってようやくやってきた。欧米人たちの入国になぜそれほど時間がかかったのか不明だが、いつもながら日本人のパスポートの強さに感謝である。

Thai Border
(チェンコーン・イミグレーション、ここでタイの出国手続きを行った)
Mekong River
(結局、ゴールデンウィークは3年連続でメコン川を渡ってラオス入りすることに)

13時半にボケオのバスターミナルに到着した。周辺は何もない。国際バスターミナルと国内バスターミナルは場所が別なようだ。ラオスでは街の2つのバスターミナルが別々の場所にあるのは珍しくないが、乗客の利便性などお構いなしで何とも面倒だ。欧米人たちはソンテウで国内ターミナルを目指して走って行った。フエサイ(ボケオ)は、観光客に人気のスローボートの発着場所として有名だ。大きなボートで2日かけてメコン川を進み、ルアンパバーンまで行けるらしい。メコン川をボートでゆっくりと進み古都ルアンパバーンまで行けるなんて旅情満点だ。観光客に人気なのも納得である。が、小生には興味がなかった。小生がラオスに求めているのは田舎っぽい炉利っ子と戯れる一時である。(`・ω・´)キリッ! スローボートを利用しないならフエサイ(ボケオ)は見所ゼロで観光客には用のない場所だ。それに、まだ13時半だからここからラオスの奥地に向かうには十分時間がある。が、小生はフエサイ(ボケオ)で一泊するつもりだ。何か楽しい場所がないか探索する気である。

Bokeo Bus Terminal
(ボケオのバスターミナルで撮った掲示板、人気のないところだがベトナム・ハノイ行きは本当に運行しているのだろうか)

とりあえずターミナル傍にあった食堂で米の麺(15000キープ)とコーラ(5000キープ)を頼んだ。モチモチの麺に素朴な味のスープで美味しいし、肉や練り物がいろいろ入っていた。キープの手持ちがないのでバーツで値段を聞くと80バーツだった。食堂のおばさんにホテルを探していると相談すると、ソンテウのおっさんを探してきてくれた。おっさん曰く20000キープとのことで了承して乗り込んだ。しかし、着いた先は国内バスターミナルからほど近いホテル。地図を見せて渡し舟のところまで、つまりフエサイの街の中心と思われる場所まで行きたいと伝えた。追加の100バーツを払いソンテウで街へ向かった。

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Raos Noodle
(ボケオのバスターミナルで食べた米麺とコーラ)

渡し舟近くのゲストハウスに入って部屋を見せてもらった。悪くなかったのでこの日の宿に決めた。朝食付きで11万キープまたは490バーツ。お湯の出るシャワーあり、エアコンあり、Wifiあり、トレペあり。中心街にあった銀行で両替をしキープを入手することに。ラオス国境にあった両替屋とここは同じ銀行だったらしく同一レートだった。日本と同じくラオスの銀行は閉まるのが早いようで、16時ごろ銀行前を通ったら閉まっていたので恐らく15時閉店だろう。両替時にパスポートの提示が必要で2万円が約148万キープになった。

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