【ムアンシンからルアンナムターへ移動し文明を感じる!】

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昨晩は放心のまま22時に寝てしまったので朝の5時に目が覚めてそれから眠れない。しかし、参ったのが部屋に蚊が多いこと。夜中に数箇所咬まれたし、耳元を通ると目が覚めた。ネットをしながらベッドでゴロゴロ過ごし、7時にシャワーを浴びて8時前にホテルを出た。部屋の鍵をおばちゃんに返したら、ちゃんとデポジットの5万キープ返ってきた。今日はムアンシンを離れてルアンナムターに行くつもりだ。見納めだと思い、すぐ近くにある置屋を参拝することにした。表に誰もいない朝の静かな置屋を目に焼き付けた。そして、この街唯一とも言えるレストランへ向かった。歩いていると朝は日差しが控え目で、涼しくて気持ち良い。半袖でちょうど良い気候だ。

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目当てのレストランに行くと暇そうな若者3人が店内にいるだけで、店のおばちゃんが見当たらない。「食べれる?」と若者に聞くと、奥に行っておばちゃんを探してくれた。昨日このレストランで支払いした時にお釣りの細かいお金がなかったが、おばちゃんは小生の顔を覚えていて昨日のお釣りを返してくれた。朝食に相応しいと思ったパンケーキとパンとコーヒーを頼むと、昨日と同じようにまた娘さんがバイクで買い出しに行かされていた。パンはおばちゃんがカオジーと言っていたしラオスらしいフランスパンを想像していたが、出てきたのは期待外れのコッペパンだった。バターとジャムが付いていたが、バターは開けると腐っていた。確かに客は昨日も小生しかいなかったし、久しぶりにバターを出したのかもしれない。バターなしでコッペパンを平らげて、クレープのような薄いパンケーキも食べた。

Muang Sing
(パンケーキとコッペパン)

思えばムアンシンの街はラオス人と中国人以外は見かけなかった。ビエンチャンやバンビエンであれだけ目にした、ファランや観光客っぽいアジア人を見かけなかった。中国人を除けば、恐らくここまで来る外国人が少ないのだろう。マッサージ屋は一軒もないし、観光客を相手にしているような街ではないようだ。唯一、観光客向けを感じたのは小生がバイクを借りたレンタル屋。あそこは英語で看板が出ていた。

Muang Sing
(ムアンシンの町並み)
Muang Sing
(ムアンシンではいたるところで中国語を見かける)

9時過ぎに徒歩でバスターミナルに到着した。バスターミナル傍の市場で見かけたパンもコッペパンだった。ひょっとしたらラオスの北部は、フランスパンではなくコッペパンが主流なのだろうか。いずれまた北ラオスを周遊して、その仮説の真偽を確かめよう。バスターミナルの窓口でルアンナムター行きチケットを2.5万キープで購入した。

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Muang Sing
(ムアンシンのバスターミナル窓口)

ミニバンに乗り込んだものの9時半に出発のはずがなかなか出発しない。結局、10:20にミニバンが走り始めた。ミニバンにぎゅうぎゅうのすし詰、かつ密着状態である。ミニバンの1シートに4人が密着して座りで客は合計14人。中国人が多い。小生の隣も中国人のおばさん。なお、後ろのシートに座った中国人男はずっと喋っている。常に喋ってないと死んでしまうのではと思わせるほどだ。一種の病気だろう。

ムアンシンからルアンナムターへ行くのは下りらしくわずか1時間半で到着した。逆方向のムアンシン行きより早かった。到着したルアンナムターは幅広のアスファルトの道路があってまず文明を感じた。外人向けの英語で書かれた看板の洒落たカフェなんかもあってムアンシンから出てきた小生にとって、ここは都会に思えた。

カフェに入って、お洒落な品揃えの中からBLTサンドイッチ(2.5万キープ)とアイスティー(1万キープ)を頼んだ。出てきたBLTはフランスパンではなく、まさかの食パンだった。北ラオスにフランスパンはないのだろうか?ただ、ベーコンがしっかり入ってて美味だった。ルアンナムターに来てさっそく文明を味わった。カフェにはファラン客が5人も入店してくるし、街を歩けばファランや韓国人を見かけた。ルアンナムターには割りと外国人観光客が訪れるようだ。しかし、ムアンシンから来た小生は感激していたが、このルアンナムターは人通りも交通量も少なく活気はなく、冷静に考えれば単なる平和な田舎町だった。

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Luang Namtha
(ルアンナムターの町並み、アスファルトの道路!)
Luang Namtha
(ルアンナムターでは外国人観光客向けの店を幾つも見かける)

ルアンナムターの安ホテルでは蚊に悩まされたので、もっとまともなホテルにしようと思い、今夜の宿泊先としてドクチャンパ・ホテルに訪れてみた。フロントで聞いてみると、ツインとダブルは10万キープ、シングルは8万キープとのこと。広いベットが良かったためダブルを希望したが満室らしく、シングルに決めた。部屋のテレビでタイの放送が見れることに感激した。ムアンシンの安ホテルでは中国語のチャネルしか見れなかったためである。

しばらくホテルで休んでから外に出た。夜にハンノイ(置屋)を回るためにはバイクを借りないといけない。試しにこの街唯一と思われる美術館に行ってみたが、営業時間内なのになぜかスタッフおらず閉まっている。街を散策しているとマッサージ屋を2軒見かけた。さすが、ルアンナムターだ。レンタルバイク屋はナイトマーケット前にある2軒だけのようなので、そのうちの1軒に入った。出払ったのかオートマのバイクは無いとのこと。また、バイクは夜の8時に返してくれと言われる。夜も使いたいと伝えると、ホンダではなくこれだったら良いと中国メーカーのスクーターを指定してくれた。翌朝にスクーターを返す約束で5万キープだった。夜はホテルにスクーターを入れるよう念入りにおじさんに言われる。マニュアルのスクーターだが、ボタン式のエンジンスタートは助かる。ルアンナムターで乗り回していたので、マニュアルのスクーターもだいぶ慣れてきた。ガソリンスタンドで2リットルのガソリンを入れると1.4万キープだった。

Luang Namtha
(ルアンナムターのレンタルバイク屋の1軒)

バイクも借りたのでお洒落なカフェに入って間食を取ることにした。朝のパンケーキがいまいちだったので、そのリベンジでパンケーキ(1.8万キープ)、それにアイスコーヒー(1.5万キープ)を頼んだ。16時過ぎに激しいスコールが降り始めた。激しい雨のわりになかなか止まず降り続いている。麺料理(1.5万キープ)とミネラルウォータ(3000キープ)を頼み、食事しながら時間を潰していると17時半にようやく雨が止んだ。店を出てスクーターのエンジンをかけた。さあ、ハンノイ(置屋)巡りに繰り出そう。

Luang Namtha
(ルアンナムターのお洒落カフェでパンケーキを食べる)
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