【小龍包天国とこだわりの中国茶芸】

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10時ごろ豫園商城に到着。既に肌が焼かれるような強い日差しだ。小龍包の老舗人気店「南翔饅頭店」へ早めに行って朝食代わりに小龍包を食らおうという算段だ。少し遅くなったと思いながら「南翔饅頭店」に到着すると、1階のテイクアウトコーナーにはもう長い列が出来ていた。店内で食べるため階段を上る。3階のレストランフロアにも列が出来ていた。比較的空いている食堂タイプの2階で食べることに。量が良く分からないので2人で4つの小龍包をオーダーする。蟹ミソ入り小龍包1つが20元(260円)だった。味は確かに美味しかった。モチモチな皮にたっぷりの肉汁が含まれており、それを酢醤油に付けて食べる。熱々の小龍包に夢中でがっついていると汗だくになった。しかし、注文し過ぎた。1つの蒸籠に8個も入っており、2人で4つ注文したので1人あたり16個。食べ終えた頃には喉元まで小龍包が埋まっていた。

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30元払っていよいよ豫園に入園する。江南古典庭園の名園と称される豫園。園内は池や楼閣やくり抜き門などが迷路のように凝縮されて配置されていた。途中で日本語を話すガイドと称する娘が茶館に連れて行ってくれた。一度体験してみたかった中国茶芸をここで目の当たりにすることになった。まずお湯で茶器を一通り温める。次にピッチャーのような大きな急須に茶葉とお湯を入れ、蒸らす。お茶とは、見た目の色を楽しみ、香りを楽しみ、そして味を楽しむものだと言う。6,7種類ほどのお茶を頂いたが、鼻から抜ける香り、舌の色々な場所で感じる味わい、一つ一つ違ってて非常に興味深い。茶館には日本語が饒舌なスタッフがいた。彼が一つずつ茶の製法や効能を説明してくれる。そして、一通りの茶を飲み終わるとそこは中国茶の即席販売所となる。中国茶を味わい、また中国人の茶に対するこだわりが少し見れたようで小生は満足した。

友人が指圧マッサージを受けたいというので「水秀坊」なる日本人御用達の店へ。プロによる全身指圧マッサージ60分、160元を頼んだ。60分間、至福の時ではなく悶絶の時だった。プロというオヤジによる強力な握力を使った指圧は、肉が潰れるのではないかと心配になるほどの痛みだった。時折たまらず「痛い」と告げるとプロは「それが良い」と答え、痛みは変わらなかった。60分間の苦痛に耐え、ようやく終わった。同じく苦痛に耐えた友人は骨折したような気がすると度々口にし、しきりに心配している。やはりマッサージは気持ちがいいのに限る。小生の好きなタイマッサージが恋しくなった。また、せっかくマッサージされるなら娘に触られるのが良い。男に触られるのは真っ平御免だ。苦痛の口直しに快感を享受したくなった。サウナへの突撃を再度試みようというのである。

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(左上:南翔饅頭店)
(右上:蟹ミソ入り小龍包)
(左下:中国茶芸)
(右下:豫園商城)
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