【ジャカルタ、マンガブサールのバー置屋群に潜入!】

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午前10時過ぎ、小生は羽田空港の国際線ターミナルに降り立った。何度か計画しては立ち消えたジャカルタ行きが実現する日がやってきた。特典航空券で予約したガルーダ・インドネシア航空の羽田発ジャカルタ行き(出発11:45)で念願のジャカルタ突撃である。ガルーダのカウンターはガラガラで速攻でチェックインが終わった。出国審査を抜けて目指す搭乗口141番は国際線ターミナルの最奥だった。ガルーダ機は羽田空港を飛び立ち、小生は機内の人となったものの、どうも気分が上がらない。仕事や家族が脳ミソの片隅を過ぎる。だが、空腹にビンタンビールを流しこむとすぐに酔いが回り、重い気分が溶けてきた。

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【爆走迷走録・走(爆走迷走は加速する)】

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チェリーに深く嵌っていると気付いた時にはもうすでにフィリピンパブ出撃頻度が最高潮に達していた。有頂天、懐疑、激怒、疲弊が目まぐるしく入れ代わる葛藤の日々が続いた。平日は終電で帰宅し、チェリーと電話やメールのやり取りの後に就寝、早朝5時に電話で起こされ仕事終わりのチェリーとフィリピン料理レストランやファミリーレストランで密会するということが日常茶飯事だった。また、小生の仕事帰りにチェリーのフィリピンパブに行くこともあったし、密かに新たなフィリピンパブを新規開拓することもあった。2005年8月は10回の出撃で計19万円の戦費、9月は7回の出撃で計11万円の戦費、10月は10回の出撃で計18万の戦費、11月は6回の出撃で計10万円の戦費。わずか4カ月で60万円ほどの浪費になっていた。

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累積アクセス数ランキング

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投稿400回となる今回の記事。400回目を記念して、本ブログの累積アクセス数ランキング(1位~20位)を記事とすることとした。ブログ開始日は2009年9月なので現在に至るまで90カ月。スローペースの投稿のため、400回に到達するまで90カ月も要した。1カ月あたりの平均投稿数は4.4記事ということになる。

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「アジアン王国 Vol.6」発売

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2016年3月30日に発売された「アジアン王国 Vol.6」を発売当日に近所のコンビニ・スリーエフで購入した。価格はいつもの税込680円だった。前号は昨年12月末の発売で、このところ3か月おきの発売で定着している。次号「アジアン王国 Vol.7」についての案内を見ると、同じく3か月後の2016年6月30日発売とのことだった。

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【爆走迷走録・彩(1年間に6回通ったサイパンの最終章)】

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2005年11月中旬、前回のサイパン渡航から1カ月も経過していなかったが、小生はサイパン行きの機上の人となっていた。クリスティはすでにサイパンからフィリピンの故郷パンガシナン州ダグーパン(Dagupan)へ帰国していたものの、小生が友人ら2人を誘って数ヶ月前に予約していたサイパン旅行の日を向かえサイパンへ飛んでいた。この年、小生は6回目のサイパン渡航だった。

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【爆走迷走録・華(クリスティとフィリピンパブはサイパンの華)】

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チェリーはフィリピンにいたときはバンドのシンガーをやっていたようで、歌の上手いフィリピーナたちの中でも彼女の歌は特に上手かった。そんなチェリーはフィリピンパブのショータイムでシンガーとしてステージで歌を披露していた。小生がフィリピンパブに通うようになった2005年はフィリピン人への興行ビザ発給が急に厳しくなり、最後のタレントたちが来日していた時期だった。それまで大挙として来日していたフィリピン人が、アメリカ様の指摘のせいで情けない日本政府が手のひらを返して興行ビザの発給を絞ってしまった頃だ。日本のフィリピンパブが衰退を始める時代の直前だったため、小生の住む歓楽街もフィリピンパブ群雄割拠の様相だった。数え切れないほどのフィリピンパブが乱立していた。

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【爆走迷走録・祭(脳内フィリピン祭りは過熱し続ける)】

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チェリーと恋人の関係になって2~3週間後の2005年7月某日、小生が恋仲にどっぷり嵌ったのを十分に確認してから、ベッドで抱き合っていた彼女が真面目な顔をして告白した。「フィリピンに子供がいるの。」3歳になる男の子がいると言う。「子供がいるのが嫌なら別れても良い。でも、私を愛するように子供のことも愛して欲しい。」父親になったことのない小生に、ましてや会ったこともない子供を愛することなんて無理だ。「それじゃあ、子供がいるのは嫌だから別れよう」と言えるはずがないことをチェリーは見抜いていた。なにより小生の心はもうチェリーにしっかり捕まれていた。今から思えばその時別れるなんて許されるはずもなかったろう。こうしてチェリーとの関係は続き、より深い愛憎の沼地を進むことになった。

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【爆走迷走録・深(深淵の迷宮フィリピンパブに迷い込む)】

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階段を上がり『MICRONESIA(ミクロネシア)』に入店すると『BODY MOTION(ボディーモーション)』とは比べ物にならないほど広く、薄暗い空間の中にソファー席とテーブルがたくさん配置されており、数組の客がすでにフィリピーナを傍につけて飲んでいる様子が見えた。正直『BODY MOTION(ボディーモーション)』は娘の人数が少なくミヤ以外相手にしたい娘はいなかったが、『MICRONESIA(ミクロネシア)』は違った。フィリピーナの数が多く十数人はいたし、みな若くて色々なタイプの娘が在籍していて容姿のレベルも高かった。小生は自らの冒険心に従って、新たなバーを開拓したことを早くも喜んだ。

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【爆走迷走録・落(サイパンで人間不信という奈落を見る)】

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サイパンで出会ったフィリピーナのミヤのかける魔法は強力で小生の脳ミソはアドレナリンに溺れたままだった。日本に帰国してからもサイパンにいるミヤとSMSや国際電話で連絡を取っていた。2005年1月に続き、3月に小生は一人で再度サイパンへ飛び立った。もちろんミヤに会うためだ。小生の手にはミヤが欲しいと言っていた新品のCDラジカセが入った箱があった。『BODY MOTION(ボディーモーション)』の営業開始の夜まではまだ時間がある。小生はミヤと待ち合わせし、無事に再会を果たした。一緒に食事をし土産を手渡し、夜はもちろんミヤが働く『BODY MOTION(ボディーモーション)』に行った。再会の喜びで心が躍った。が、幸せなのは初日だけだった。

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アジア夜遊び学科のすすめ

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情報収集を欠かさないこと。大量のブログやネットやSNSの更新情報を毎日確認し、世界各地とくにアジア各地の最新の情報を仕入れる。アジア夜遊び系の情報誌は毎号購入し、雑誌による情報収集も行う。以前はアジア夜遊び系の月刊誌を3つも購読していたこともあったが、やはりネットに押されているのか最近はどこも低調が顕著で、月刊誌といえば『G-DIARY』ぐらいになった。情報誌の復習を少し行ってみる。『G-DIARY』は1999年創刊の月刊誌で、現在も存続しているが、2015年12月の発売号以降、日本国内は紙版の販売はなくなり電子版のみの販売となった。『アジアの雑誌』は2011年7月創刊の月刊誌で、『G-DIARY』のスタッフと連載陣の一部が分離する形で誕生した雑誌だったが、2013年5月発売の23号をもって廃刊となった。『アジアン王』は2002年創刊の月刊誌で、2014年10月発売号をもって廃刊となったが、2014年12月創刊の『アジアン王国』に引き継がれた。ただし、『アジアン王国』は月刊誌ではなく大よそ3ヵ月ごとに発売される情報誌で、発行がマイウェイ出版からミリオン出版に変わった。雑誌以外にもアジア夜遊び分野の単行本や文庫が色々と発売されているため、ここからも情報を仕入れる。

情報整理を欠かさないこと。ネットや情報誌や書籍などから収集した情報のうち、目新しいものや状況・価格が変化したものは分類して保存する。情報誌などの紙媒体については保存すべき記事をPDFへ電子化する。すべての情報をPDFや画像やテキストなどのデータ化して現地でもスマホで確認できるよう格納しておく。なお、月刊誌『G-DIARY』は2014年7月発売号から電子版の販売が始まり、小生はすぐにこれに飛びついた。紙版のように本棚を占拠することもなくわざわざ電子書籍化する必要もなく、加えて電子版は紙版より価格が安い。紙版は780円、電子版は580円(小生は電子版を定期購読しており毎月税込451円だったが、2015年12月発売号から税込545円となった)。こうしてアジア夜遊びデータを何年にも渡って蓄積すると、幅広い基礎知識が培われる。また、観測を続けることで情報が拡散する様子も見えてくる。昔はごく一部のネットや情報商材でしか知られていなかったドーソンがネット上で徐々に広まっていき、情報誌にすら記事が載るようになった。最近では、これまでほとんど公になっていなかったジャカルタのカリジョド情報がネット上で急速に拡散してしまい今後が懸念される(邦人に有名になった遊びスポットは価格が荒れてサービスレベルは低下する)。また、情報がほとんど出回っていなかったベトナムのVOI村が先日の『G-DIARY』最新号に取り上げられてしまい、こちらも今後が懸念される。遊びスポットは諸所の理由で壊滅することも多々ある。壊滅または荒される前に気になった場所は遠征すべきと思われる。

肉体鍛錬を欠かさないこと。健康な身体にのみ強靭な勃起力が宿る。例えば糖尿病になれば勃起障害(ED)を合併する可能性が高く連戦どころではなくなる。アジア遠征中は過酷な連戦を連日こなすことになる。スポーティーな激しい対戦には筋力も必要だ。全身全霊で何十分も腰を振っていると滝のような汗だくの中、激しい息切れも伴う。肺活量も必要だ。アジア夜遊び学科の学生には、筋力と肺活量を鍛える継続的な肉体鍛錬が求められる。贅肉がつきやすい小生の場合、ダイエットもかねて水泳で全身の鍛錬を行い、運動後30分以内に持参したホエイプロテイン入りジュースを飲むようにしている(小生は昔からホエイプロテインを摂取する時は、飲みやすいので冷たい柑橘系ジュースやグレープフルーツジュースに溶かすようにしている)。それでも遠征先で毎日3連戦を数日間続けていると弾が枯渇してくるため、精力剤の研究も欠かせない。勃起薬は挿入時の快感が削がれるので邪道であり、精力剤が好ましい。自分の身体にあった精力剤の探求も行うようになる。

遠征準備を欠かさないこと。素晴らしい対戦には、対戦相手とのコミュニケーションや心のふれあいが求められる。現地で意思疎通が出来たときの喜びはひとしおだ。それには簡単でも現地の言葉が必要になる。遠征先の言語を勉強するための書籍を購入する。会話を収録したCD付きの書籍が望ましい。書籍で文法を把握し、単語を少しずつ確認していく。現地語の会話CDをMP3化しスマホに転送し、少なくとも遠征1ヶ月前あたりから毎日1~2時間ほどは現地語の会話を聞き続け、なるべく耳から発音を真似て単語を覚えるようにする。すると、発音を真似て覚えるので現地で通じやすくなる。挨拶などの初歩的な単語、年齢確認と値段交渉のための数字、相手を褒めるための可愛いなどの形容詞、5W1Hの疑問詞は最低限必要になってくる。

膨大な時間と労力と熱意を費やしてアジア夜遊び学科を探求すれば、きっとアジアらしいカオスで驚きの経験を与えてくれるに違いない。

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