【旺角の置屋と141マンションを現地視察!】

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20時ごろ香港国際空港に到着した。エアポート・エクスプレスで中環まで出て、予約しておいた中環のホテルまで歩いた。ホテル『mini hotel Central』は立地のわりに手ごろな価格だ。手ごろなのには理由があって、土地が限られた香港らしく、またホテルの名称どおり客室が限界ぎりぎりまで小さく作られていた。

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(『mini hotel Central』の部屋)

2012/5/7
翌朝、中環のホテルを出てコンビニでミネラルウォーターを買った(8ドル)。銅鑼湾に向かうべく中環から地下鉄に乗った(5ドル)。物価の高い香港でも地下鉄3駅で50円ほどだから如何に日本の交通機関が高いかが分かる。銅鑼湾で適当な店に入り、エッグタルト2個とホットティーを頼んだ(23ドル)。いつも思うのだが、香港で飲む紅茶は濃厚でとてもおいしい。

二十数年前に香港に住んでいたことがあり、その頃には銅鑼湾には『そごう』、『大丸』、『三越』と3つの日系デパートがあり、よく徘徊していたものだったが、もう現在では『そごう』しかない。当時の『三越』の裏手には胡散臭い路地と汚いゲームセンターがあり、小生の遊び場だったが、そこに訪れるとOMEGAや高級ブティックが立つきれいな道になっていて見る影もなかった。1994年にオープンした巨大ショッピングモールTimes Squareは当時のままだった。

スターバックスでアイスアメリカーノを買うと25ドルだった。ここまでの値段を見ていると、どうやら香港の物価は日本の3分の2ぐらいのようだ。さらに散策して当時通っていた学習塾やタミヤの模型店を訪れたが、もう見当たらなかった。20年という時間の経過はやはり大きかった。

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お目当ての『義順牛公司(Yee Shun Milk Company)』に向かった。銅鑼湾の支店はそごうの裏手にあった(営業時間12時~24時)。正午で店はとても混んでいた。有名なミルクプリン(25ドル)は、ホットかコールドか選べてホットを頼んだ。ミルクの味がとても感じられ、おいしかった。地元の人はみんなマカロニのスープ入りを食べていた。昼時で日式ラーメン屋前に行列ができているのを2度見た。日本料理や日式ラーメンが流行っているように見えた。道端で買ったスイカジュース(8ドル)はみずみずしくて飲みだすと止まらなかった。

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(『義順牛公司(Yee Shun Milk Company)』のミルクプリン)
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(小生が初めてCDを買った小さなCDショップはまだ残っていた)

昼食は飲茶だ。地下鉄で銅鑼湾から金鐘へ移動した(4ドル)。目的の店は金鐘にある『名都酒楼(Metropol Restaurant)』だ。14時半ごろに着いたらもう混んでいる時間帯は過ぎていて、比較的空いていた。ディムサムは1品30~40ドルぐらい。品によって値段に幅があり、海老を使った一品が高めだが美味しかった。しかし、1人だと4品しか食べれず(114ドル)、色々な料理を楽しむ飲茶の醍醐味はあまり味わえない。

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(『名都酒楼(Metropol Restaurant)』で食べた飲茶)

次はモンコックである。地下鉄で金鐘から旺角に移動した(11ドル)。ここも人混みがすごく活気がある。20年前にあった怪しい電脳ビルはもう見当たらなかった。屋台が延々と続く女人街、靴屋ばかり並ぶ通り、ペット屋ばかり並ぶ通りなどを冷やかして歩く。3年前に見かけた怪しい置屋はまだ健在のようだ。ネイザンロードの西側に10軒ほど確認できた。

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(旺角の洒落たモールにあった喫茶店、男一人の小生にとっては居心地悪かった)
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(gogoの文字にドキッとした、心臓に悪いから止めて欲しい)
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(旺角の怪しい店を発見)
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(MALAYは少し安いらしい)
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(旺角の怪しい店を発見)
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(RUSSIAは高いらしい、それよりこんなところにロシアンがいるとは驚き)

次に141マンションを現地視察するため地下鉄で油麻地から尖沙咀に向かった(4ドル)。3年前と同じく141のマンションはまだ健在だった。潜入したのは香港マンションB棟。管理人の脇を構わず通り抜け、エレベータで最上階の8階までまず上がった。最上階から下りながらこの141回廊を探検するつもりだ。エレベータで同乗した学生っぽい男が髪型を整えて、口臭をしきりに気にしているのには笑った。お目当ての娘でもいるのだろうか。

時間は18時ごろ。どの階でも男性客4~5人とすれ違う。徘徊している男は多かった。女の部屋は3年前より増えた気がする。特に8階と7階は141の部屋が多く、各階とも20部屋ほどはありそうだ。6階以下でも各階10部屋はある。探検していると、1つの扉の前に3人待ちしている部屋を2つ見た。すごい人気だ。行列の出来る141部屋である。

Eちゃんのことで頭がいっぱいの小生は遊ぶ気は全く気はなく単なる現地視察だ。しかも、タイミングが凄いことに141を巡回している時にちょうどEちゃんから電話があった。女の勘というやつだろうか。

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(141マンション回廊)
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(141マンション回廊)
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(141の部屋前)

20時になったので香港島が見える海辺まで出て、Symphony of Lightsを見た。それからリッチな夕食を取ろうと、海が見える少し高そうなレストランに入って中華料理を頼んだ。1品の量が分からず何品から頼んだが、出てきた料理がテーブルに乗るたびに驚いた。大皿だ。明らかに頼みすぎた。かなり無理をして食べたが半分ぐらいしか食べ切れなかった。パタヤでけっこう太ってしまったのにダメ押しの超満腹である(280ドル)。目の前のスターフェリーに乗って中環に戻ることにした。香港島の夜景を見ながら優雅に移動できる。しかも、2.5ドルと安く、わずか10分ほどで香港島に着いて早かった。フェリーターミナルから歩いてホテルに戻った。Eちゃんへの火がついた小生は躁状態に陥っており、この夜もなかなか眠れなかった。

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(Symphony of Lights)
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(このあと2品が来て明らかに頼みすぎた)

2012/5/8
朝の便なので、朝5:20にホテルをチェックアウトした。道さえ分かって迷わず歩けば10分ほどでエアポート・エクスプレスの香港駅に着いた。始発の5:50のエアポート・エクスプレスに乗った(100ドル)。東南アジア随一にブス&ダサい女ばかりの街、それが香港。が、今回歩いてて少しマシになったと思った。素材はすぐに変わらないと思うので、化粧とファッションがうまくなったのだろう。しかし、こうしてみると、バンコクやマニラの女の子はやっぱり魅力的だ。長いようで短かった今回の旅を終えて、無事に成田行きのデルタ機が飛び立った。

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