馬戯城の雑技が終わったのが21時。タクシーをすぐに捕まえ、上海環球金融中心へ向かう。最終入場が22時なので間に合うかどうか。幸い長い渋滞もなく22時10分前に到着。六本木ヒルズの森ビルグループが建てたらしく通称、上海ヒルズ。2008年8月にオープンし、100階の展望台は世界一高い場所にあるという。ちなみに、世界一高い建造物であるドバイのブルジュ・ハリファ(160階建て)の展望台は124階の442mに対して、上海環球金融中心の100階展望台は474mとより高い。近くからビルを見上げると頂上付近が見えない。異様な高さだ。
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が、チケット売り場が分からない。走り回ってようやくB1階にあるチケット売り場を発見。最上階の100階展望台まで行ける150元のチケットを購入。中国の物価にしてはかなり高い価格だ。最終入場の22時間近にも関わらず、10分ほど並んでチケットを購入、さらにエレベータに乗るまで15分ほど並んだ。まともな時間帯ならもっと並ぶのは容易に想像できた。さらに夜遅い時間帯というのにチケット売り場には大量の団体旅行客がいた。上海環球金融中心の人気ぶりは相当なもののようだ。
超高速エレベータで94階に到着。近未来的なデザインの94階からまるでワープするかのような光に包まれた長いエスカレータを抜けると97階の展望フロアに到着。夜景が両側に広がる。上海のシンボルである東方明珠塔でさえ眼下に見える高さである。天井がガラス張りになっており頭上の100階展望台が見える。ここから更にエレベータに乗って100階展望台へ。床の一部がガラスで透明になっており下の様子が見えるようになっている。また、側面のガラス近くの足元もガラス張りで透明になっており、側面に向かって歩くと空中を歩いているような感覚に襲われ足が震える。眼下の東方明珠塔や金茂大厦、さらに奥には外灘の夜景が見える。地上付近を良く見ると自動車が蟻のように小さい。あまりにも高いせいで見たことがない光景である。しばらく超高層から夜景を楽しんだ後に94階の展望フロアへ。ここはフロア面積が広くご当地土産がたくさん販売されていた。超高速エレベータで地上まで下って上海ヒルズ観光を終えた。