子供への愛情は本能に刷り込まれている。抱きしめたり、顔にキスしたり、そばで一緒に寝たりしたいと3歳の息子にいつも思うその気持ちは、驚いたことにEちゃんへの気持ちとほとんど変わらない。新幹線好きの息子に実際に乗る機会を作ろうと思っていたら、今回その機会に恵まれた。
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アサワがクリスマスをフィリピンで過ごせるよう急遽帰省することになった。いつもならアサワと3歳の息子でフィリピンに帰省してもらうところだが、生まれて2ヶ月の赤ちゃんが一緒なので送迎のため小生も付き添うことにした。急遽決めたことと繁忙期であることから航空券を散々探して、結局は関空発のLCC、ジェットスターでフィリピンへ飛ぶこととし、大阪まで新幹線で向かうことにした。初めて乗る新幹線に子供は大喜び。だが、子供だけにすぐ飽きてしまう。午前中に乗った東海道新幹線の車内はほぼ満席だった。
関空のジェットスターのカウンターに出発の2時間半前に着いたが列が出来ていた。子供は日本国籍しかないが、帰りの航空券がないので行きの航空券は発券できないと言われる。が、3歳の息子のパスポートには何度もフィリピンへ帰国しているスタンプがあり、これまでの実績から特別にオッケーしてもらった。
初めてのジェットスターだったが、他のLCCのエアアジアやセブパシフィックとそう変わらない。4時間ほどでマニラに到着した。空港で2万円を両替してからタクシーに乗った。ホテルに向かうまでの道中、マニラはどこもかしこもクリスマスのイルミネーションで、クリスマス一色だ。メータのタクシーに乗ったら、改造メータのぼったくりタクシーだった。ホテルまで800ペソと異常に高い。いつも通りフィックスプライスのタクシーに乗れば良かったと後悔した。これだからぼったくりタクシーが横行しているマニラではあまり遊びたくない。
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モールオブアジア近くのホテル『Microtel Hotels & Resorts Mall of Asia』にチェックインした。モールオブアジア前のマニラ湾沿いには、たくさんのレストランやバーや遊園地があって23時を回っているというのにすごい人出だ。マニラ湾沿いのとあるバーでクリスピーパタを食べた。500ペソもしたが、おいしくなかった。ホテルのロビーにはもちろんクリスマスツリーが飾ってあった。
ホテルの朝食は8時ごろ行くと混んでいたが、すぐに空席を見つけて座れた。朝食は6時から10時までで9時を回ると席が空くのを立って待っている人がたくさんいて、朝食難民に溢れている。
モールオブアジアはクリスマス商戦真っ只中で子供が喜びそうな催しや仕掛けがいっぱいだ。子供にねだられると弱い親には困るが、子供に甘いフィリピン人の特徴をついた良い作戦だ。風船で飾られた催事場や、おもちゃのイベント会場を見かけるたび子供は大はしゃぎだ。特にバルーンで作られた大きな遊び場を見つけると大興奮で、もう手が付けられない。子供が激しくねだるので遊ぶことにした。バルーン遊び場は30分で100ペソ。4歳以下は親同伴で入場とのこと。大きな滑り台なんかもあって登ったり滑ったり飛び跳ねたり走り回ったり、子供は夢中で遊で30分後には汗まみれになった。
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