【ルアンパバーンで感じるゆっくりとした時と川の流れ】

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ブロック塀置屋から街中まで戻ってきてトゥクトゥクのおじさんに約束の5万キープを渡した。おじさんは2時間経ったから倍の10万キープ欲しいとごねてきたが、1時間しか経っていないし時間あたりの約束ではなかったので当然却下した。そこからゲストハウスに歩いて戻り、着いたのは22時過ぎだった。シャワーを浴びてベッドに寝転ぶと、灯りをつけたまま深い眠りに落ちていった。長時間のバス移動で身体が疲れていた上に、さっきのブロック塀置屋での特殊な体験で心労のダメ押しとなったからだろう。

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2016/05/04
朝の5時に自然と目が覚めた。せっかく早起きしたからルアンパバーン名物のお坊さんたちによる托鉢風景を見に行くことにした。5時半に部屋を出るとゲストハウスの門が閉まっていて外に出れない。門を開けてもらおうとスタッフを探してみるも見当たらない。仕方ないので塀をよじ登って、ゲストハウスを出た。朝早いが、観光客や物売りのおばちゃんを多数見かける。適当に歩けば托鉢を見れるだろうと思っていたが、なかなか遭遇しない。どうやら托鉢のゴールデンタイムに小生は呑気に朝のマーケットを見ていたのが良くなかったようだ。托鉢の行列が寺に戻っていく様子を遠くから少し見かけただけに終わった。

Luang Phabang
(朝のマーケットの様子)
Luang Phabang
(托鉢を終えて寺に戻る僧の列を遠くから見るだけに終わった)

小生は朝の散歩を続けた。メコン川とナム・カーン川に囲まれた半島部分の先端まで行って、そこからメコン川沿いを歩いた。ルアンパバーンの朝は暑くもなく寒くもなく散歩にちょうどいい。気持ちの良い朝だ。ジョギングをしているファランの観光客をよく見かける。朝早く行ったおかげで、ただでワット・シエントーン(Wat Xieng Thong)のお寺を見ることができた。散歩の途中でメコン川沿いのカフェに立ち寄り、ミルク入りアイスコーヒー(1.5万キープ)を飲みながら川の流れを眺めた。ルアンパバーンの美しい風景に十分浸りゲストハウスに戻ったのは8時ごろ。1時間ぐらいはコーヒーを飲みながらぼーっとしていただけだが、2時間半もの散歩だった。

Luang Phabang
(車を載せて対岸に向かう渡し舟)

ゲストハウス「SAYO NAGA」で宿泊に付いている朝食を頂くことにした。卵料理とフルーツサラダを選び、ゆっくり朝食を取った。とても静かで小生以外に客は見当たらない。と思いきや、一人の女性客が現れた。服装といい雰囲気といい上品そのもので、顔はとても可愛い。年齢は20代後半と思った。とても魅力的な女性で小生はちらちらと彼女を見ながら食べることに。下衆な小生には高嶺の花だ。こんな女性とお近づきになりたいものである。観光客のように見えたことと、スタッフと話している様子を見ていると上流階級のタイ人に思えた。あるいはラオス人だろうか。話し方も品があって可愛い。ラオスでこんな洗練されていて可愛くて魅力的過ぎる女性を見かけるとは思わなかった。

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特にやることがない小生は外に出てぶらぶらと歩いた。観光名所の一つである国立博物館に行ってみることにした。国立博物館のチケットは3万キープだった。時間をかけて国立博物館を見て回り、行く当てのない小生はまた川沿いのカフェへ。ブラックコーヒー(1万キープ)と小さいペットボトル(4000キープ)を注文した。ここではブラックコーヒーといってもミルクが入っていないだけで砂糖はすでに入っていて甘い。粉っぽいけど苦味が強くて、小生はわりと好みのコーヒーだった。11時から1時間半ほどコーヒーを飲んでゆっくりした。

Luang Phabang
(川の流れと船の往来を眺めながら、アイスコーヒーを飲みながらゆっくり過ごす)

12時半ごろマッサージ屋に入り、2時間のボディマッサージを頼んだ。背面の1時間が終わったところで、担当がもっと若い子に変わった。顔がとても幼い。いったい何歳だろうか。10代前半に見える。小さな手で揉まれて、痛気持ち良かったり、くすぐったかったり、ゾクゾクしたり。若いけど握力はけっこうある。若い子に身体を揉まれて若くなったような気がした。2時間のボディマッサージ代は、4万キープ×2時間で8万キープ。時短なしでしっかり2時間揉んでくれた。最後に後半の1時間を担当してくれた子に歳を聞いたら14歳とのこと。素朴な感じの可愛い子だった。

マッサージ屋隣りの麺の店で「カオピャックはあるか?」と聞くとあるとのこと。鶏か豚があると聞かれ鶏肉を選択した。ライムをたっぷり絞って食べたカオピャックは美味しかった(1.5万キープ)。両替のためルアンパバーン中心街のメインストリート沿いにある銀行に入った。街中の両替所は71や72のレートだったが、やはり銀行の方がレートが良く74.05だったので1万円を両替した。なお、銀行だが何故かパスポートの提示は不要だった。

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(素朴なスープの味わいにモチモチの麺が美味しいカオピャック)

メインストリートの洒落た店を眺めながら歩き、半島の先端にある洒落たカフェでビアラオ大瓶(2.5万キープ)とフライドピーナッツ(1万キープ)を注文した。15時半から1時間半ほど、川を見ながらビアラオを味わいゆっくり過ごした。ここのカフェは川の合流点が見えて景色が良いし静かだし、のんびりするには文句ない場所だ。

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(川の流れと川の合流を眺めながら、ビアラオを味わいながらゆっくり過ごす)

日が暮れてきたのでカフェを出て丘を目指した。ルアンパバーンの観光名所の一つ、プーシーの丘(Mont Phousi)は中心街に位置する丘で夕陽を見るには絶景の観光客には超有名なスポットだ。丘を登る前に小さい水ペットボトル(3000キープ)を買ってから階段を登り始めた。少し登ったところで集金所があり、2万キープを払った。息を切らしながら階段を登って10分ほどで頂上に到着した。丘の頂上にはすでにたくさんの観光客が集まっていた。あとは陽が沈むのをひたすら待つだけだ。人がどんどん集まって頂上は人混みが増してきた。ファランの観光客とゴールデンウィーク中のため日本人の観光客が多かった。ファランの多さといい夕陽を待ってる光景といい、シェムリアップを思い出した。17時15分ごろから夕陽を待ち始めて、陽が沈んだのは1時間後の18時15分だった。

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(プーシーの丘の頂上へと続く階段の入口)
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(プーシーの丘から眼下に広がる町並み、川、遠くの山々、そして夕陽)
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(プーシーの丘の頂上は夕暮れ時になると観光客でいっぱい)
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